企業の共通業務を効率化するドコモ・システムズのクラウドサービス「dDREAMS」。その安定稼働をOracle Exadataが支えるオラクルの先鋭ソリューションで災害対策、ID管理も実現(2/3 ページ)

» 2015年06月01日 07時00分 公開
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さまざまな申請内容の可視化により、経費削減の効果も。BPOを超える効率化を実現

 このように、dDREAMSでは経費や労務費につながるデータを詳細に記録し、見える化するが、これには大きな意義があると井尻氏は強調する。

 「例えば、タクシー費や接待交際費を誰がどのくらい使っているのか、dDREAMSを使えば全て見える化できます。『交際費は必要なだけ使ってかまわないが、(dDREAMSによって)全てをガラス張りにするので、説明責任を果たしてください』としたところ、なぜか交際費を削減できたという事例もあります(笑)。私たちは、情報をデータベースに記録して見える化し、さまざまな角度からチェックできるようにしておくことが、非常に大切だと考えています」(井尻氏)

 なお、こうしたルーチン業務の負担を軽減し、コスト削減にもつながるものとして注目を集めている手法に、一部の業務を外部委託する「BPO(Business Process Outsourcing)」がある。コスト削減や業務プロセスの改善、あるいは経営資源のコア業務への集中を目的に、経費精算などの業務を社外に委託する企業は多い。これに対して井尻氏は、「BPOでは、業務の存り方を根本的に変えることはできません」とした上で、さまざまな工夫が盛り込まれたdDREAMSを使えば、BPOを超えた業務効率化を実現できると自信をのぞかせる。

 「システムを利用して社員が自らデータを入力し、自分で効率的に処理を行えるようになれば、業務を外部に委託する必要はなくなります。それを実現するために、dDREAMSには社員のスムーズなデータ入力を支援すべく、使いやすいユーザーインタフースをはじめ、さまざまな工夫を盛り込んでいます。これにより、アウトソーシングするよりも業務を効率化できるのです」(井尻氏)

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万全のセキュリティにより、モバイルデバイスの業務活用を促進

 業務におけるモバイル活用への対応が考慮されていることも、dDREAMSの強みの一つだ。井尻氏は、「スマートフォンやタブレットを導入している国内企業の割合は4割以下にとどまる」という「日本情報システム・ユーザー協会」による調査の結果(注)を引用しつつ、その理由として端末の盗難や紛失による情報漏えい、そしてセキュリティ面での不安があるためだと指摘する。

(注)日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査報告書2014」。



 ただし、そうした不安がある一方で、業務効率や生産性の観点で考えた場合、モバイルデバイスの活用は企業の大きな武器になり得る。そこでdDREAMSでは、端末認証や通信の暗号化、そしてデータを端末に残さない仕組みなどにより、それらのリスクを解消しているという。

 「dDREAMSでは、事前に申請し、許可された端末の接続しか受け付けないため、“なりすまし”などによる不正アクセスの心配はありません。また、通信が暗号化されている他、専用の独自ビューアーで情報を参照することで端末へのデータ保存を制御し、アプリ終了と同時にキャッシュをクリアします。もちろん、スクリーンキャプチャも抑止します。これらの仕組みにより、モバイルデバイスからもセキュアに利用することができるのです」(井尻氏)

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 一部のiPhoneやiPadが搭載する指紋認証の機能「Touch ID」もサポートしている。Touch IDを使うと、事前に登録した指紋で認証しなければアプリを利用できないため、第三者が勝手に利用するといったことを防止できる。これらの手立てにより、モバイルデバイスを業務で安全に活用することが可能となっているのだ。

 この他、dDREAMSでは徹底したデータ連携機能を生かし、システム運用の手間を極限まで減らす工夫が図られていることも大きな特色である。

 具体的には、dDREAMSに入力された組織や社員の情報は、全ての機能で自動的に連携して使用される。そのため、例えば組織変更/異動に伴って人事担当者がdDREAMS上で社員の所属情報を更新すると、それが適用当日にdDREAMSの設定にも自動的に反映される。その結果、新たに着任した社員は着任当日からdDREAMSをスムーズに利用でき、退職する社員は退職翌日からdDREAMSの利用が不可となる。こうしたアクセス制御が特別なシステム設定作業を行わずに自動適用されるため、システムメンテナンスの負担が大幅に軽減されるのである。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月30日

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