今日、「初期投資が不要ですぐに導入できて、従量課金で使える」というパブリック・クラウド・サービスの利点が、多くの企業を魅了しています。しかし、これまでのクラウド・サービスには、重要なものが欠けていました。それは「既存資産との連続性」です。お客さまがこれまでに築いたIT資産を生かせず、独自の作法を強いるサービスは、新たな囲い込みに過ぎません。これに対して、オラクルは「既存資産を生かしながら、オンプレミスとの間を自在に行き来することのできるパブリッククラウド」を提唱しています。本稿では、2015年より国内でも本格提供を開始したPaaS「Oracle Cloud Platform」の特徴とお客さまが得るメリットについて説明します。[パブリッククラウド][Oracle Cloud]
日本オラクルは今年、これまでオンプレミスでご利用いただいてきた「Oracle Database」や「Oracle WebLogic Server」などの各種ミドルウェア製品をPaaS(Platform as a Service)としてお届けする「Oracle Cloud Platform」の本格提供を開始しました。このOracle Cloud Platformをはじめとするオラクルのクラウド・サービス(Oracle Cloud)には、次の2つの特徴があります。
特に後者は、Oracle Cloudの核となる重要なコンセプトであり、他のクラウド・サービスと大きく異なる点でもあります。
これら2つのコンセプトに基づくOracle Cloud Platformでは、国内でも多くのシェアを持つミドルウェア製品をベースにして、次のようなサービスを提供します。
これらのサービスがオンプレミスと同じアーキテクチャで提供されることにより、お客さまはさまざまなメリットを得られます。なかでも最大のメリットは、オンプレミスとパブリック・クラウドの間でデータやアプリケーションなどのIT資産を自由に行き来させ、両者を自在に使い分けられることです。
私たちは、これまで各社から提供されているクラウド・サービスに大きな疑問を抱いてきました。例えば、「既存のアプリケーション/データをクラウド上に移行するのに多くの手間とコストがかかる」「パブリック・クラウド上のアプリケーションやデータなどの資産をオンプレミスに戻すのが難しい」といった点です。
今、多くのお客さまが必要としているのは、オンプレミスで培ってきた資産をパブリック・クラウド上に移行したり、パブリック・クラウド上に築いた資産を必要に応じてオンプレミスに移行したりといったことをスムーズに行える環境です。また、オンプレミスとパブリック・クラウドで同じ開発/運用手法を使い、さらには両者を連携させながら利用したいといった声も聞かれます。
それらを可能にするのが、オンプレミスとパブリック・クラウドが同じアーキテクチャで提供されるOracle Cloud Platformにほかなりません。Oracle Cloud Platformなら、お客さまが既にオンプレミスでお持ちの資産をクラウド上でも引き続き活用し、またクラウド上で新たに築いた資産をいつでもオンプレミスに戻すことができるのです。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年9月16日
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