DBのバックアップはクラウドで! 月3000円台から手軽に始めるOracle Cloud Platform活用テープバックアップの代替で今すぐコスト削減(4/4 ページ)

» 2016年06月08日 07時00分 公開
[ITmedia]
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Active Data Guardによる高可用性システムもクラウドで実現

 データベースシステムに対し、より高度なデータ保護や可用性を求める企業は、オンプレミスとOracle Database Cloud Serviceによる二重化の構成を作ることもできる。Oracle Databaseのレプリケーション機能である「Data Guard」や「Active Data Guard」を利用して、データベースのリアルタイム同期と可用性向上を同時に実現するのだ。

データのリアルタイム保護と活用

 この場合も、Oracle Database Cloud Serviceは従量課金であるため、平常時は使用するリソースを抑えることで、オンプレミスと比べて維持コストを大きく削減できる。一方で、オンデマンドで容易にリソースを増強することが可能なので、オンプレミスの本番環境に障害が発生したら、短時間でOracle Database Cloud Serviceに切り替えて処理を継続したいというニーズにも対応できる。

 Data GuardとActive Data Guardは、Oracle Database Enterprise Editionで利用可能なオプション機能だが、Oracle Cloud Platformでも使うことができる。Oracle Cloud Platformでは、同じくデータ連携製品の「Oracle GoldenGate」も利用可能となっている。現在はStandard Editionを利用している企業も、オンプレミスとクラウドの間でOracle GoldenGateによるレプリケーションによってリモート環境を構築できるようになる。

 さらに、このように構築したDR環境を、データ分析などの本番環境とは異なる目的で活用することも可能だ。企業の経営層や現場でデータ活用のニーズが高まっている昨今、「OLTP(Online Transaction Processing:オンライントランザクション処理)などで使っている本番環境の最新データを分析のために二次利用したいが、システムに高い負荷が掛かるため断念した」という企業は少なくない。Oracle Cloud Platformは、まさにそうした企業に適するパブリッククラウドである。「Oracle BI Cloud Service」など企業のデータ活用を支援するさまざまなサービスが用意されているため、Oracle Database Cloud Serviceにレプリケーションしたデータの二次利用を容易に推進できるのである。

 以上、本記事では、企業が今すぐにパブリッククラウドのメリットを得られる活用法として、Oracle Cloud Platformを利用したデータベースバックアップのパターンを幾つか紹介した。Oracle Database Backup Serviceによるシンプルな「バックアップデータの保全」から、事業継続性を高めるための「バックアップサイトの構築」、そしてリアルタイムレプリケーションによる「高可用性システムの構築」まで、Oracle Cloud Platformはデータベースバックアップに対する企業のあらゆるニーズに応えることがお分かりいただけただろう。

 もちろん、ここで紹介した構成をいきなり全てクラウド上で実現する必要はない。まずは最も手軽なOracle Database Backup Serviceへのデータ保管からスタートし、そのメリットを確認したら、DRサイトや高可用性システムの構築へと段階的に活用レベルを高めていけばいい。こうしたステップアップが容易に行える点も、オンプレミスと同じアーキテクチャで提供されるOracle Cloud Platformならではのメリットだといえるだろう。

Oracle Cloudの基本戦略は、「同じアーキテクチャ」「同じオラクル製品」「同じ知識・ノウハウ」が使えること
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年7月7日

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