そのシステム、今のバックアップ要件で本当に「思い通りに」戻せますか? 実は、一般的なバックアップ設計では、思い通りには戻せない場合があります。今回は、ふいに発生したアクシデントに対応する方法を、運動会の「ビデオ撮影」と「写真」を題材にじっくり考えてみましょう。[高可用性/災害対策][運用管理効率化][Oracle Database 12c][Zero Data Loss Recovery Appliance]
こんにちは。日本オラクルの佐々木です。
Oracle Database のバックアップ&リカバリーといえば、皆さんご存じの「Recovery Manager(RMAN)」がありますね。一般的なストレージのバックアップ機能などと比べて、「データベースのバックアップ」ならではの機能を持ち、「いざというときにリカバリーできない」といったリスクなく運用できる特徴があります。ただし、システム要件によっては、さらに別の選択肢を検討した方がよい場合もあります。
ここでは、より高いシステム保護要件が必要な場合にも対応するバックアップ&リカバリーソリューションがどういったものなのかを紹介していきます。
皆さん、バックアップ&リカバリーの重要性についてはもうご存じですよね? Oracle Database であれば、「RMAN」を利用することで、データブロック破損などのリスクなく、データベースの挙動を理解した安全なバックアップとリカバリーを実現できます。
RMANでも十分にオラクルのテクノロジーを活用したリカバリーは実現できるのですが、高度なリカバリーを検討する場合には、もう1つ、検討したい要素があります。
それは、「戻したい任意時点のデータに戻せるか?」という点です。RMANを使ったバックアップ&リカバリーでも十分なケースが多くありますが、「バックアップは定期的にしか取ることができないので、障害の種類によっては戻りたい時点まで戻れない」という特性があります。この点が、皆さんが保護したいシステムのバックアップ&リカバリー要件にマッチしているかどうかは十分に考慮しておく必要があります。
こう説明しても、すぐにはピンと来ないかもしれません。
例えば、「お子さんの運動会」を思い浮かべてみてはどうでしょうか?
運動会の徒競走で猛然とスタートダッシュを切ったわが子。そのまま独走かと思いきや、数メートル駆けたところで足がもつれて転倒。もうダメかと思ったら、敢然と立ち上がって猛烈に追い上げ1位でゴール。練習で「どうなるか分からない」と言っていたわが子が、本番でまさかこんなドラマを演じるとは──。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年11月10日
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