企業からすれば、データベースの種類が増えたことにより、目的やコストに応じて最適な技術を使い分けられるようになったことは大きなメリットだ。ただし、実際にこれらを使いこなす際には、例えばHadoop環境を適切に構築/利用するためのスキルやノウハウが必要になる。また、Hadoopは既存のRDBMSとはアーキテクチャが大きく異なるため、これを用いたアプリケーションの開発でも新たな技術の習得やノウハウの蓄積が求められる。こうしたことが、Hadoopなど新技術の普及を阻害する要因になっていると見る向きもあるようだ。
こうした課題を解消するソリューションとしてオラクルが開発したのが「Oracle Big Data Appliance」である。これはハードウェアとソフトウェアを高度なレベルで融合し、事前に最適化したEngineered Systemsの1つであり、HadoopやNoSQLを利用するためのシステム環境を短期間で導入して使い始めることができる。また、オラクルはHadoopやNoSQLに対してRDBMSと同様のSQLで問い合わせが行えるソフトウェアとして「Oracle Big Data SQL」も提供しており、HadoopやNoSQLのデータ活用やアプリケーション開発などにおける新技術習得のコストを大きく低減できるというメリットもある。
「Oracle Big Data SQLを使えば、RDBMSやHadoop、NoSQLといったデータベースの違いを意識することなく、多くの技術者が使い慣れたSQLによってデータに横断的にアクセスすることが可能となります。また、システム全体としてのパフォーマンスやコストを最適化できます」(ダイク氏)
Oracle Big Data SQLのもう1つのポイントはセキュリティだ。長年にわたって世界中の企業で使われてきたオラクルのデータベース製品には、暗号化やデータアクセス制御をはじめ、豊富な実績を持つさまざまなセキュリティ機構が用意されている。Oracle Big Data SQLを使えば、それらをHadoopやNoSQLのデータにも適用できるのである。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年1月19日
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