NECは、これまでANAをはじめ多くの企業にOracle Exadataを導入してきたが、その全てについて同社の甲府工場で出荷検査を行って初期不良を検出し、必要に応じて交換したうえで顧客に納入してきた。その背景について、Oracle Exadataの製品部門で品質保証を担当する石井雅弘氏(NEC クラウドプラットフォーム事業部(兼)ITプラットフォーム事業部 第一ソリューション基盤統括部)は次のように説明する。
「当社ではサーバ製品であるExpress 5800を長年に渡って生産してきた他、旧サン・マイクロシステムズのサーバ製品を甲府工場で検査してきたノウハウもあります。これらの経験をOracle Exadataでも生かし、品質を確認したうえで納入し、それによって出荷後に生じる問題を最小限に抑える──これがハードウェアに対するNECのポリシーなのです」(石井氏)
Oracle Exadataを使うシステムはミッションクリティカルなものが多く、初期不良があれば大きなトラブルに発展しかねない。そこで、NECでは顧客が安心して使えるように独自の検査を行うことで、高い品質を保っているわけだ。
さらに、ユーザー企業にとって大きな安心材料となるのが、NECのグループ企業であるNECフィールディングが47都道府県400箇所に展開するサービス拠点網の存在である。仮に故障が発生した場合でも、これらの拠点がオンサイトで保守対応を行うことにより、問題の早期解決を図る体制が整えられている。
また、Oracle Exadataの製品部門でサポートを担当するクラウドプラットフォーム事業部マネージャーの橋詰隆志氏は、NECにおけるオラクル製品の一元的なサポート窓口「NEORC(NEC Oracle Response Center)」の体制についても自信を見せる。
「NECは2012年に国内パートナーでは初めてOracle Exadataの一次サポートを開始しました。専任チームも組織しており、当社がワンストップでサポートできる体制を整えています。Oracle Exadataが採用されるような大規模なプロジェクトでは、ソフトウェアとハードウェアが複雑に入り組んだ問題が発生したり、問題の切り分けが難しいトラブルが発生したりすることがありますが、オラクルのソフトウェアやハードウェアに長年携わってきたメンバーが専任チームとして対応し、早期のトラブル解決に努めています。NECだけで解決する問題の比率は、現在では8〜9割に達しています」(橋詰氏)
NECは2016年、一次サポートにおいて最も品質の高いサポートを提供したパートナーに贈られる「Oracle Excellence Award Specialized Partner of the Year: Support Quality」を受賞している。この事実からも、オラクル製品に関するNECのサポート品質の高さがお分かりいただけるだろう。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年2月24日
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