多様なチームで自律的に前進 クルマに興味がないからこそ描ける未来への道筋ユーザー視点を武器に、モビリティの常識を塗り替える

「クルマに興味がない」「運転が苦手」。そんなエンジニアの視点が、次世代のモビリティサービスには不可欠だ――多様なバックグラウンドを持つメンバーは、トヨタコネクティッドでどのように大規模プラットフォームのモダナイゼーションに挑んでいるのだろうか。

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» 2026年03月24日 10時00分 公開
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 トヨタコネクティッドは、社名が示す通り、トヨタ自動車の「つながる」戦略の中核に位置付けられる事業会社だ。

 安心、安全で快適便利なドライブ体験をサポートするコネクティッドサービスから、コネクティッドカー由来のデータを活用した新たなモビリティサービスの構築、トヨタ販売店の業務改善ソリューションやデジタルマーケティングまで、幅広い役割を担っている。

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 そんな同社には、さぞかし「根っからのクルマ大好き人間」が集まっているに違いないと、誰もが思うだろう。ところがエンタープライズ開発部の丹羽祐介氏は、そんな先入観をいともあっさり打ち砕くように、こう語る。

 「正直、私はそれほどクルマに興味はなく、運転も得意ではありません」

丹羽氏 エンタープライズ開発部 エキスパート 丹羽祐介氏

 ならばなぜ、彼はトヨタコネクティッドに転職してきたのだろうか。

 「運転が苦手な人ほど、コネクティッドサービスの恩恵を受けられると思うのです。運転支援や安全確保に関するサービスは、まさにそういう人のためにあります。コネクティッドサービスは、クルマ好きだけではなく、全ての人に開かれた仕組みです」と丹羽氏はその真意を説明する。

 やりとりを横で聞いていたCX開発部の中越達也氏が、ここぞとばかりに身を乗り出し、続ける。

 「さまざまなサービスの要件を定義するとき、クルマ好き以外の視点が加わることで、むしろ本質的なユースケースが浮かび上がる場合があります。丹羽が言う通り、コネクティッドサービスはクルマの利用者を支援するためのものです。運転が苦手な人の気持ちが分かるエンジニアの意見は、サービス開発に絶対必要です」

 意外なほどフラットで、懐の深い同社のカルチャーを感じ取れる考え方だ。

圧倒的なスピード感を体現できることも開発の妙味

 自称“クルマぎらい”の丹羽氏は、どんないきさつでトヨタコネクティッドに転職してきたのだろうか。

 新卒入社した会社で大学向けのLMS(学習管理システム)やバージョン管理システムの構築、運用に携わっていた丹羽氏は、やりがいを持って仕事に取り組んでいた。だが、少子化が進むこのご時世、業界の将来性には不安を感じていた。

 そこで注目したのが、モビリティ業界だった。

 「技術革新が続くコネクティッドサービスは、拡大する新たな市場です。移動手段としてのモビリティは、さまざまな社会課題の解決に寄与します。将来性に魅力を感じて、転職を決意しました」(丹羽氏)

 トヨタコネクティッドに入社した丹羽氏が最初に携わったのは、災害現場やその周辺状況を可視化する消防指令センター向けサービスの開発だ。消防・救急車両の映像や位置情報などをセンターに送信し、消防士が現場の状況を迅速に把握できるものだ。

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 入社当初は、それまでいた世界とのギャップにショックを受けたという。

 「初めてアーキテクチャの説明を受けたとき、正直めまいがしました。一般的なWebシステムとは比較にならないリアルタイム性が要求されるだけに、インフラの作りが根本的に異なっていたのです。これまで経験してきた開発とは技術的な難易度が違いました」(丹羽氏)

 周りの同僚や先輩たちに質問を繰り返し、「何とか追い付けました」と振り返る丹羽氏は、一方で自発的に「Amazon Web Services」(AWS)の技術習得に取り組み、認定資格を取得していった。この努力の結果、いまではリーダー格のエンジニアとなり、コネクティッドサービスを支えるAPI群を論理的に統合するCCSPF(Co-creation Service Platform)の開発に携わっている。

 このプロジェクトには「AWS Lambda」を中心としたサーバレスアーキテクチャを採用。CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)基盤には「GitHub Actions」を導入し、自動テストおよび自動デプロイのパイプラインを整備することで、効率的な開発プロセスを実践している。

 「2週間単位のスプリントでスクラム開発を運用しており、トヨタ自動車の担当者とも緊密に連携しながら仕様調整をしています。これまでの自動車メーカーのイメージからすれば、かなりの“シフトチェンジ”と言えるのではないでしょうか。こうしたスピード感を体現できることも、トヨタコネクティッドで働く面白さです」(丹羽氏)

トヨタ公式Webサービスのモダナイズを主導

 もちろんプラットフォーム開発だけが、同社の活動領域ではない。冒頭で述べたように業務改善ソリューションやデジタルマーケティングまで、幅広い役割を担っている。世界中のコンシューマーとの日常的な接点となる「toyota.jp」や「lexus.jp」といったWebサイト関連のアプリケーション開発も同社のミッションだ。

 この業務をリードしているのが中越氏だ。「CX開発部の室長として、プロジェクトの意思決定、組織マネジメント、品質保証に責任を持っています。サービスの企画段階から運用までを俯瞰(ふかん)し、CX(顧客体験)や事業への影響を踏まえた判断をすることが私の主な役割です」と自らのミッションを語る。

 そんな中越氏も“転職組”の一人だ。

中越氏 CX開発部 室長 中越達也氏

 「コンピュータメーカーでのカスタマーエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後システムエンジニアへ職種転換し、さらに大手SIer(システムインテグレーター)に転職してWeb開発の経験を積み、2013年から当社の前身企業のプロジェクトに参画。2019年に入社し、2020年からはWeb領域を担当する開発組織のグループマネージャーとして、組織マネジメントおよび開発推進を担当してきました」と、これまでのいきさつを振り返る。

 toyota.jpの開発、運用というミッションについて、中越氏は穏やかな口調ながらも、非常にシビアな現実を明かしてくれた。

 「短時間の停止でもグループ全体に影響が及ぶ、非常に重要度の高いサイトなんです」(中越氏)

 トヨタのWebサービスは単なる情報発信の場ではなく、トヨタグループの“看板”であることを示す言葉だ。

 極限の品質保証が求められる環境でシステムのエンハンスに取り組む、この難易度の高さこそが中越氏らの原動力となっている。現在は、オンプレミスで稼働していたインフラをAWSに移行し、さらにマイクロサービス化を推進している過程にある。

 「レガシーシステムのクラウド移行とモダナイゼーション、そして大規模Webサービスの品質保証体制の強化を同時に推進する、まさにトヨタのCX基盤を一から作り直すようなチャレンジです。AI駆動開発の手法を全面的に取り入れてコストと工数を削減しつつ、膨大な数のシステムの刷新に臨んでいます」(中越氏)

伸びるのは、自分なりの答えを導き前に進んでいける人

 中越氏や丹羽氏に代表される、多様なタイプのエンジニアの活動を支えているのが、同社ならではの徹底した開発者ファーストな環境だ。

 「『誰かから指示される』のではなく、『自分から動く』自主性、自律性を尊重してもらえるのが、当社の特徴です。自他ともに良い影響を与える取り組みであれば、基本的に何でも了承してくれます。転職者が多いこともあって、立場を問わず互いを尊重して、それでいてフランクに接する文化があり、とても働きやすいですね。お客さまとの距離感も近く、モダンで大規模なプロジェクトに関われるのもポイントだと思います」(丹羽氏)

 技術習得やスキルアップを後押しする制度も充実している。

 「『AWS Summit』や『AWS re:Invent』といった技術イベントに参加したり、Udemyやトレノケートなどの教育プログラムを活用したりして、最新技術をキャッチアップしながら自発的にチャレンジできる環境が整っています。業務面では、社会的影響の大きい仕事に携われることが魅力と言えます。組織面では、コミュニケーションを大切にしているところが特徴です。私も役職に関係なく相談しやすい環境づくりを意識し、拠点が異なるメンバー同士の交流の場を作るなど、チームとしての一体感を高めることに力を入れています」(中越氏)

 これまでと違った職種への転換を図るキャリアチェンジも可能だ。

 「『社内転職』の事例は結構あります。WebエンジニアからMaaS(Mobility as a Service)開発者に転身したメンバーもいれば、デザイナーへのキャリアチェンジを目指しているメンバーもいます。やりたいことがある人を全面的にバックアップし、望む方向でキャリアを伸ばしていく環境が整っています」(中越氏)

 こうした同社の“特異”とも言えるようなカルチャーの中で、丹羽氏もますます自由闊達(かったつ)に活動し、自らの可能性を広げている。

 「メイン業務では、要件定義や基本設計といった上流工程に意識して加わるようなりました。お客さまと議論しながら『こんなシステムがあれば、もっと良いのではないか?』と検討を進め、自分の手で設計、コーディングしたシステムが動いているものを見ると、感動もひとしおです。最近はAI利活用の実験や、社内外で得た活動の知見を社内学習会で共有することに力を入れています」(丹羽氏)

 トヨタコネクティッドで伸びるのは、自分なりの答えを示し、周囲を巻き込みながら前に進んでいける人だ。技術が好きなことは大前提だが、それ以上に「このサービスを使う人にとって本当に価値があるか」を自分ごととして考えられることが大切だ。コネクティッドという新たなサービスづくりに向き合い、自分も成長し続けたいと考えている人にとって、まさに理想的なチャレンジの場となるに違いない。

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提供:トヨタコネクティッド株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2026年5月23日