脱炭素:
グループ内で再エネ由来水素を運搬/融通、大成建設がBCP対策で実証
大成建設は、グループ工場で製造した再エネ由来のグリーン水素を大成建設技術センターに搬送し、燃料電池用いて施設全体へ電力を供給する実証を行った。(2024/11/19)
工場ニュース:
旭化成 北米でリチウムイオン電池用湿式セパレータの工場建設を開始
旭化成バッテリーセパレータは、2024年11月14日(現地時間)にカナダオンタリオ州ポートコルボーン市で、リチウムイオン電池(LIB)用湿式セパレータ「ハイポア」の製膜/塗工一貫工場の起工式を開いた。(2024/11/19)
リサイクルニュース:
低コストかつ低環境負荷で酸化物負極をリサイクルする手法を開発
東芝は、簡易な熱処理のみでリチウムイオン電池の酸化物負極を低コストかつ低環境負荷でリサイクルする手法を開発した。リチウムイオン電池のリサイクル促進や製品のCFP低減のニーズに対応する。(2024/11/18)
小寺信良のIT大作戦:
安い電気を“買いだめ”するという発想 ポータブル電源は「家庭用蓄電システム」の夢を見るか
2023年度、出力制限量が全国で計約19.2億キロワット時に達したことが明らかになった。約45万世帯分の年間消費電力量に匹敵する電力が、無駄になったことになる。そこに家庭用蓄電池を挟んで、電気料金の安いタイミングで充電し、高いタイミングで放電できないか、という実証実験がスタートする。(2024/11/15)
トップセルに適した光吸収層を開発:
Inを含まないCIS型太陽電池で光電変換効率12%超
産業技術総合研究所(産総研)は、インジウム(In)を含まないCIS型薄膜太陽電池で、12%を超える光電変換率を達成した。タンデム型太陽電池のトップセルに適した光吸収層を開発することで実現した。(2024/11/15)
ゲームに出てきそうなデザイン 韓国・ヒョンデ、次世代戦車を発表 ハニカム構造の装甲や水素燃料電池を搭載
スタイリッシュな戦車。(2024/11/15)
東京理科大が開発
ウェアラブルデバイスの「電池切れ」を解消? “メモリで考える”極小AIとは
バッテリー容量の制限や処理能力の限界が、IoTデバイスの性能向上を妨げている。東京理科大学が新たに開発した技術は、そうした限界を克服できるAIモデルの実現可能性を示すものだ。どのような仕組みなのか。(2024/11/15)
車両デザイン:
RJCカーオブザイヤーは「スイフト」、技術部門はBYDの電池が選出
日本自動車研究者ジャーナリスト会議は「第34回(2025年次)RJCカーオブザイヤー」の各賞を発表した。(2024/11/14)
組み込み採用事例:
高耐熱性全固体電池を画像認識ユニットのRTC用バックアップ電池に採用
マクセルの全固体電池「PSB401010H」が、マクセルフロンティアの画像認識ユニット「iXAM Vision Engine」に採用された。高耐熱性をはじめとする全固体電池の特長が、RTC用バックアップ電池に適している。(2024/11/12)
7000サイクル後でも容量93%:
5分で70%まで充電 NTO負極を用いたリチウムイオン電池
東芝は2024年11月、ニオブチタン酸化物(NTO)を負極に用いたリチウムイオン電池を開発した。リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)と同等の体積エネルギー密度を実現しつつ、超高速充電と長寿命化を両立させた。(2024/11/12)
再生した電池は「新品同様」に:
リチウムイオン電池がよみがえる 負極の再利用手法を開発
東芝は、リチウムイオン電池の酸化物負極を低コストかつ低環境負荷でリサイクルできる「ダイレクトリサイクル手法」を開発した。再生電極を用いた電池は、新品とほぼ同じ97%以上の活物質容量を持ち、充放電に伴う容量低下も新品と同等であることを確認した。(2024/11/11)
高感度の水素ガスセンサーを開発:
「隙間だらけのナノワイヤ」がLiイオン電池の劣化防止に効く?
東京科学大学は、高感度の水素ガスセンサーを開発した。従来に比べ1桁低い濃度の水素を検出することが可能となるため、リチウムイオン電池の劣化防止などに応用できるとみている。(2024/11/8)
高いエネルギー密度を実現:
ML活用でナトリウムイオン電池材料の開発を効率化
東京理科大学と名古屋工業大学は、過去の実験データを用いて機械学習(ML)モデルをトレーニングし、ナトリウムイオン電池(SIB)用正極材料の性能予測と合成を行ったところ、高いエネルギー密度が得られることを実証した。(2024/11/8)
暗い場所でも使用できるLEDライト+ボールペン付きタッチペン発売 サンワから
サンワサプライは、LEDライトとボールペンが一体化したスマートフォン/タブレット向けタッチペンを発売。タッチペンのペン先にはシリコンゴムを採用し、LEDライトはボタン電池を入れ替えれば繰り返し使用できる。(2024/11/7)
組み込み開発ニュース:
東芝がNTO負極リチウムイオン電池で新技術、容量はLFP並みで超急速充電寿命は10倍
東芝は、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)と同等の体積エネルギー密度を持ちながら、約10倍以上の回数で超急速充電を行える長寿命性能を備えたリチウムイオン電池を新たに開発した。同社が独自に開発を続けてきたNTO(ニオブチタン酸化物)を負極に用いており、バスやトラックなどの大型商用車に適しているとする。(2024/11/7)
研究開発の最前線:
固体酸化物燃料電池の固体電解質内部における空間電荷層の存在を実証
東京大学は、燃料電池の固体電解質内部にある空間電荷層の直接観察に成功した。イットリア安定化キュービックジルコニアの結晶粒界に対して高分解能電場観察を実施し、空間電荷層の存在を実証した。(2024/11/6)
製造マネジメントニュース:
旭化成とホンダがカナダでリチウムイオン電池用セパレータ生産に向け合弁会社設立
旭化成とホンダは、カナダでのリチウムイオン電池用セパレータ生産に関する協業に向けて合弁会社設立のための株主間契約を締結した。(2024/11/5)
電子ブックレット(モビリティ):
EV電池のリユース記事まとめ
MONOistに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、EV電池のリユースについてのニュースをまとめた「EV電池リユース記事まとめ」をお送りします。(2024/11/5)
製造マネジメントニュース:
生成AI関連で電池やデバイスが好調、パナソニックHDの第2四半期業績は増収増益
パナソニック ホールディングスは、2024年度第2四半期の連結業績を発表。生成AI関連のデバイスや電池事業が好調で、増収増益を達成した。(2024/11/1)
リサイクルニュース:
使用済みリチウムイオン電池のリサイクル過程を追跡可能なデータに、PoCをスタート
サトーとエンビプロ・ホールディングスは、使用済みリチウムイオン電池の回収から再資源化までのリサイクル過程の履歴をトレースできるトレーサビリティーシステムの概念実証(PoC)を2024年10月28日に開始した。(2024/11/1)
電池が足りないときに“アレ”で代用 自衛隊公式が教える緊急時のライフハックがお役立ち 「素晴らしい」「これは本当に使える」
ショートする危険もあるので緊急時のみという注意書きも。(2024/10/31)
蓄電・発電機器:
最大21kWhの大容量を実現、ファーウェイが新型住宅用蓄電池を日本市場へ
ファーウェイの住宅用蓄電池の新製品が登場。現行モデルより蓄電容量を高め、最大21kWhまでの容量に対応する。さらに防水性能や火災防止機能など、安全面での機能も強化した新モデルだ。(2024/10/30)
材料技術:
全固体電池実用化に向け固体電解質の大型パイロット装置を基本設計
出光興産は、2027〜2028年における全固体リチウムイオン二次電池の実用化を目標に、全固体電池の材料となる固体電解質の大型パイロット装置の基本設計を2024年10月に開始した。(2024/10/30)
「勿体ない」 パナソニック電池の“大幅デザイン変更”はあり? なし? 10年以上前に実施も…… 再び議論に
一応「エネループ」のブランド名は残っています。(2024/10/26)
電動化:
成田国際空港、リチウム電池の航空輸送品質認証取得に向けた取り組みを開始
成田国際空港は、同空港で国際航空輸送に関係する事業者とともにコミュニティーを組成し、2024年度末までにリチウム電池の航空輸送品質認証「CEIV Lithium Batteries」の取得を目指す。(2024/10/24)
FAニュース:
ペロブスカイト太陽電池試作用インクジェット塗布装置
マイクロジェットは、ペロブスカイト太陽電池試作用のインクジェット塗布装置「PerovsJet」を発表した。高耐液性ガラス製シングルノズルヘッドを搭載し、インクジェットによる1μm以下の薄膜形成ができる。(2024/10/23)
JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024:
スズキが燃料電池を独自開発、湖西工場の脱炭素向け荷役運搬車に搭載
スズキは、「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」において、自社開発の燃料電池を搭載する水素燃料電池(FC)荷役運搬車を披露した。(2024/10/21)
「ドラえもんの目覚まし時計」に電池を入れると“あの人”の声が…… 「久しぶり聞いたら泣ける」と2万5000いいね
思い出の時計。(2024/10/19)
電動化:
国内リチウムイオン電池劣化診断機器・サービス市場規模は2035年に19億7000万円へ
矢野経済研究所は、国内のリチウムイオン電池劣化診断機器・サービス市場を調査し、用途別状況、参入企業動向、中長期見通しについて発表した。同市場は拡大基調であり、2035年には19億7000万円に達する見込みだ。(2024/10/18)
経年劣化状態を模擬し事前に評価:
リチウムイオン電池の安全性評価サービスを開始
OKIエンジニアリング(OEG)は、安全性の高い電池の採用を支援するため、「リチウムイオン電池の経年劣化安全性評価サービス」を始めた。(2024/10/18)
東芝がエアバスと提携、水素航空機の超電導モーター共同研究で 2035年の実用化目指す
エアバスは、燃料電池を使って水素を電気に変換し、モーターを回して飛行させる技術を確立させたい考えで、モーターに強い東芝を提携先に選んだ。2035年に水素航空機の実用化を目指す。(2024/10/17)
クイズで学ぶ! モノづくりトレンド:
【クイズ】ガラス建材一体型のペロブスカイト太陽電池の実用サイズとは?
MONOistの記事からクイズを出題! モノづくり業界の知識を楽しく増やしていきましょう。(2024/10/17)
CEATEC 2024:
蓄電池サプライチェーンの課題を解決、BASCが新規参入企業などへアピール
電池サプライチェーン協議会は、「CEATEC 2024」に出展し、成長する蓄電池市場の現状や蓄電池のサプライチェーンの課題などを紹介し、共創パートナーの参加を訴えた。(2024/10/17)
電動化:
最大40トンの長距離トラック向けeアクスルを開発
AVLは、最大40トンの長距離トラック向けeアクスルを開発した。耐用距離が150万kmに達している。バッテリー駆動と燃料電池駆動の双方に対応する。(2024/10/16)
JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024:
トヨタのスイープ技術がEVの中古電池をパワコン付き蓄電システムに変える
トヨタ自動車は、「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」、EVの中古電池と独自の電池制御技術であるスイープ技術を組み合わせた「スイープ蓄電システム」のデモンストレーションを披露した。(2024/10/16)
今こそ知りたい電池のあれこれ(26):
EVはガソリン車より燃えにくい? リチウムイオン電池の発火リスクを考える
注目を集めるリチウムイオン電池をはじめ「電池のあれこれ」について解説する本連載。今回は、リチウムイオン電池の発火リスクと安全性に焦点を当てて考えたいと思います。(2024/10/15)
室温で実用レベルの導電率を実現:
全固体ナトリウム電池向け塩化物固体電解質を開発
大阪公立大学は、室温で実用レベルの導電率を実現した全固体ナトリウム電池向け「塩化物固体電解質」を開発した。電極活物質との副反応が生じにくく、耐久性など機械的特性にも優れていることを確認した。(2024/10/15)
素材/化学インタビュー:
キヤノンの高機能材料がペロブスカイト太陽電池の耐久性と性能安定性を高めるワケ
ペロブスカイト太陽電池は、建物と設備の垂直面や曲面などに取り付けられる利点がある一方で、製造に当たりペロブスカイト結晶を成長させることが難しい点や寿命が短い点といった課題がある。そこで、これらの課題の解消で役立つ可能性がある高機能材料を開発したキヤノンに話を聞いた。(2024/10/11)
ヨシノパワーの固体電池ポータブル電源「Yoshino B300 SST」を試す リビングに置いても違和感のないデザインに注目
「固体電池採用」を特徴に、日本市場にポータブル電源を投入したヨシノパワージャパン。その実力はいかほどのものか、エントリークラスの「B300 SST」を試してみた。(2024/10/8)
10倍以上のセル数を作成可能:
産総研、ペロブスカイト太陽電池のセルを自動作製
産業技術総合研究所(産総研)は、「ペロブスカイト太陽電池自動セル作製システム」を開発した。「世界初」(産総研)というこのシステムを活用すれば、材料やプロセスの開発時間を短縮でき、研究開発の効率を大幅に高めることが可能となる。(2024/10/9)
電動化:
電動ミニクローラクレーンにリチウムイオン電池を搭載、欧州で発売
古河ユニックがリチウムイオン電池を搭載したミニクローラクレーン「UM325C」を開発し、欧州で発売した。(2024/10/7)
リサイクルニュース:
EVの使用済み二次電池をリサイクルするパイロットプラントを福島県で建設
日本化学産業は、福島県いわき市の「いわき四倉中核工業団地」に、電気自動車の使用済み二次電池の金属リサイクルを目的としたパイロットプラントを建設することを決定した。(2024/10/7)
電子ブックレット(素材/化学):
「TECHNO-FRONTIER2024」注目の電池まとめ
MONOistに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、メカトロニクスやエレクトロニクス、これらに関連する最新技術と製品が展示される専門展「TECHNO-FRONTIER2024」(2024年7月24〜26日、東京ビッグサイト)で披露された注目のリチウムイオン二次電池やフレキシブル電池、デジタルアイソレータ、全固体電池などを紹介します。(2024/10/7)
東京都「リチウムイオン電池 捨てちゃダメ!」 じゃあどうすればいいの? 都に聞いてみた
東京都の「リチウムイオン電池 捨てちゃダメ!」プロジェクトがXで物議を醸している。ITmedia NEWSは、都に詳細を聞いた。(2024/10/4)
リサイクルニュース:
リサイクルリチウムを使用した電池正極材の評価で通常品と同等の性能を確認
住友金属鉱山は、同社のパイロットプラントでリチウムイオン二次電池をリサイクルし回収した中間物(リチウム含有スラグ)から、関東電化工業が高純度化して作ったリサイクルリチウムを使用したLIB用正極材を、天然資源で作製したLIB用正極材と比較し、両者の性能が同等であることを確認した。(2024/10/4)
研究開発の最前線:
高密度なイオン液体構造の高分子化イオン液体でリチウムイオン電池の特性を改善
北陸先端科学技術大学院大学は、高密度なイオン液体構造を有する新たな高分子化イオン液体を合成した。リチウムイオン二次電池やナトリウムイオン二次電池の負極バインダーとして適用でき、特性を改善する。(2024/10/3)
CEATEC 2024:
パナソニック、実用サイズのガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池を開発
パナソニックグループは、「CEATEC 2024 TOWARD SOCIETY 5.0(CEATEC 2024)」で、「ガラス建材一体型のペロブスカイト太陽電池」や環境配慮型素材「kinari/PPFRP/PALM LOOP」などを披露する。(2024/10/2)
リチウムイオン二次電池向け:
村田製作所がポーラス集電体を開発、出力最大4倍に
村田製作所は、リチウムイオン二次電池において従来比で最大4倍の出力を実現する「ポーラス集電体(PCC)」を、スタンフォード大学と共同開発したと発表した。村田製作所は今後、リチウムイオン二次電池へ実装するための技術開発に取り組む。(2024/10/2)
組み込み開発ニュース:
リチウムイオン電池の出力を4倍に、村田製作所がポーラス集電体を開発
村田製作所は、米国スタンフォード大学との共同研究により、リチウムイオン二次電池の出力を大幅に増加させることが可能な多孔質の「ポーラス集電体(PCC)」の開発に成功したと発表した。従来の集電体と比べて、最大で4倍の出力を発生させられるという。(2024/10/1)
走るガジェット「Tesla」に乗ってます:
これって乾電池? テスラに使われている“円筒形バッテリー”の正体とは
「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でレポートします。今回は、Teslaのバッテリーに関連する話題や運転支援機能であるオートパイロット(AP)で遭遇した案件について紹介します。(2024/9/30)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。