連載
第1回 Active Directoryとは何か?:管理者のためのActive Directory入門(1/4 ページ)
本連載では、初心者管理者を対象に、Active Directoryの基礎から、導入法、管理法までを解説していく。
本稿は、Windows 2000 Serverを対象とした連載です。Windows Server 2003向けの連載は以下のリンクから参照できます。
連載開始に向けて
Windows 2000における最も重要な機能の1つとしてActive Directoryサービスが挙げられる。それまでWindows NTで提供されていたドメイン機能と比べると、複数のドメインが存在するような、特に大規模なネットワークにおいてその真価が発揮されるとされている。だが、いままでWindows NTドメインを使って小規模なドメイン・ネットワークを構築していたようなユーザーや管理者にもそのメリットは大きい。
今回から始まるこのActive Directory入門連載では、Active Directoryをあまり使ったことがない新米の管理者や、現在はまだWindows NTでドメインを構築しているような管理者に向けて、Active Directoryの基礎を解説していくことにする。最終的にはActive Directoryを導入し、自由に管理ができるようになることを目指す。
今後の連載では、まずActive Directoryの概要や用語などについて解説したあと、実際にActive Directoryドメインを構築して管理する方法を解説し、さらにはWindows NTドメインからの移行方法についても触れる予定である。
Windows 2000における最も重要な機能の1つであるActive Directoryを使うと、多数のドメインを階層的に管理することができる。多数のドメイン内のリソースを集中管理することができるので、管理者だけでなく、ユーザーにとってもそのメリットは大きい。
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