第1回 セレクタ編：連載：jQuery逆引きリファレンス（16/25 ページ）

やりたいことからコードが見つかるjQuery辞典。まずはセレクタ構文に関する「ＸＸするには？」を24本一挙公開。jQueryは.NETでも公式サポート。

[山田祥寛（http://www.wings.msn.to/），著]

連載目次

　「：not(selector)」フィルタを利用することで、指定したセレクタ以外の要素を取り出すことができます。

　以下は、class属性が「wings」でない<img>要素に枠線を追加する例です。

<script type="text/javascript">

$(function() {
  $('img:not(.wings)').css('border', 'solid 2px #FF00FF');
});

</script>

……中略……

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<ul>
  <li><img src="http://www.wings.msn.to/books/978-4-7981-1957-1/978-4-7981-1957-1_logo.jpg" alt="ASP.NET" /></li>

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  <li><img src="http://www.wings.msn.to/books/978-4-89100-624-2/978-4-89100-624-2_logo.jpg" alt="C#" class="wings" /></li>
</ul>

リスト018 指定したセレクタ以外の要素を取得（Not.html）
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リスト018の実行結果

　リスト003（Class.html）と比べてみると理解が深まるかもしれません。Class.htmlの反対だからといって、「：not(．wings)」と書くことはできない点に要注意です（この場合は、class属性が「wings」でない、あらゆる要素がマッチしてしまいます）。

　なお、jQuery 1.3以降では、：notフィルタの中でクラス名やid値を指定するほか、「#target p」「h2， ．wings」のような複合的なセレクタ表現も指定できるようになっています。