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第4回 要素の操作&ユーティリティ編:連載:jQuery逆引きリファレンス(1/19 ページ)
要素セットに対して要素の追加/置換/削除などを行うためのメソッドと便利なユーティリティ機能をまとめた、すぐに役立つ18本を一挙公開。
このシリーズでは、jQueryの基本機能を逆引きリファレンスの形式でまとめています。リファレンスという性質上、本稿では入門レベルからの解説は行っていません。jQueryの基本、また、Visual StudioでjQueryを利用する方法などについては、拙稿「ASP.NETプログラマーのためのjQuery入門」も併せて参照してください。
さて、第4回となる今回は、要素の操作(Manipulation)&ユーティリティ編です。
前半の「要素の操作」編では、要素セットに対して要素を追加/置換/削除するなどの操作を行うためのメソッドについて扱います。
- 現在の要素セットに対してコンテンツを追加するには?
− append(c)/prepend(c)/after(c)/before(c) − - 現在のコンテンツを指定された要素セットに対して追加するには?
− appendTo(c)/prependTo(c)/insertBefore(c)/insertAfter(c) − - カレント要素を指定した要素で囲むには?
− wrap(html)/wrapAll(html)/wrapInner(html) − - カレント要素を指定された要素で置き換えるには?
− replaceWith(c) − - カレント要素で指定された要素を置き換えるには?
− replaceAll(exp) − - 要素セット配下の子要素をまとめて削除するには?
− empty() − - 要素セットの内容をまとめて削除するには?
− remove([exp]) − - 現在の要素セットをコピーするには?
− clone([flag]) −
そして、後半のユーティリティ編では、jQueryのそのほかの雑多なメソッドについて紹介します。ユーティリティ編に属するメンバは、すべて静的メンバです。つまり、「$.メンバ名」、もしくは「jQuery.メンバ名」いずれかの形式で呼び出すことができます*。
*本稿では、コードをよりシンプルに記述できる「$.メンバ名」の形式で統一するものとします。
- ブラウザの互換性にかかわる諸情報を取得するには?
− $.support -[1.3] - 配列やオブジェクトの内容を繰り返し処理するには?
− $.each(obj, fnc) − - 配列の内容を順に処理し、その結果で新しい配列を生成するには?
− $.map(ary, fnc) − - 既存のオブジェクトを拡張するには?
− $.extend(target, obj [,……]) − - 配列の内容を特定の条件でフィルタするには?
− $.grep(ary, fnc [,invert]) − - ある要素が配列内に存在するかを検査するには?
− $.inArray(val, ary) − - 配列から重複している要素を除去するには?
− $.unique(ary) − - 変数が配列であるかどうかを判定するには?
− $.isArray(obj) -[1.3] - 変数が関数であるかどうかを判定するには?
− $.isFunction(obj) − - 文字列の前後から空白文字を除去するには?
− $.trim(str) −
以上、要素の操作&ユーティリティ編では、要素を追加/置換/削除するためのメソッド、そして、そのほか、jQueryで提供される静的メソッドについてまとめました。次回は、jQueryのコア機能、イベントにかかわるメソッドについて紹介の予定です。
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