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NTTデータがOpenStack、OpenFlowを使った仮想化基盤を発表オープン、省エネ、耐障害性をアピール

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 NTTデータは10月2日、OpenStack、Hinemos、OpenFlowといった技術を組み合わせた「フルオープン仮想化基盤構築ソリューション」を2012年度中に提供開始すると発表した。

 同ソリューションでは、クラウド運用基盤であるOpenStackに、運用管理ツールHinemosを適用。仮想化環境の一元管理を実現するとともに、運用自動化などを通じ、効率性や柔軟性、耐障害性を確保する。また、オープンソース製品をベースとしているため、ベンダロックインを回避できるという。

 例えば、OpenStackインフラへの物理サーバの追加作業を、大幅に自動化できる。運用中の物理サーバの一部に障害が発生した場合は、この物理サーバを自動的に切り離し、交換用の新規サーバの設定を自動的に行って、迅速に復旧できるという。


HinemosはOpenFlowコントローラ機能を搭載している

 同ソリューションではまた、リソースの利用状況に応じ、余分な物理サーバやネットワークスイッチを自動停止して電力消費を抑え、リソース利用が増えると必要な分だけ自動的に追加するといったこともできる。

 NTTデータでは、この機能にOpenFlowを活用しているという。例えば、2台のOpenFlowスイッチで帯域を確保しておき、それほどの帯域が必要なくなった場合には、余分な1台を停止する、といった使い方ができるとしている。

 災害などの障害対策のためのメカニズムも提供する。遠隔データセンターに仮想マシンやアプリケーションのデータを複製しておき、メインデータセンターが使えなくなった場合に、遠隔データセンターで仮想マシンを代替起動する。この遠隔複製には、OpenStackのストレージコンポーネントであるSwiftの機能を利用する。メインデータセンターが使えなくなっている間、スタンバイデータセンター内でデータの自動複製を行い、冗長度を回復することもできる。

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