iOSアプリ開発初心者に捧ぐ開発環境Xcodeの概要とインストール:iOS SDKで始めるObjective-C入門(2)(3/4 ページ)
Windowsを使っていたけど、iOSアプリを作るためにMacを使い始めた初心者を対象に、開発ツールXcode/iOS SDKを使ってiPhone/iPadアプリを作る方法を、プログラミング言語「Objective-C」の書き方/文法を交えて解説。今回は、iOSアプリを開発するうえで必要なプログラミング言語Objective-Cや統合開発環境「Xcode」の概要、環境構築の仕方などを紹介
サンプルプロジェクトを作ってみよう
プロジェクトの作成
iOSアプリは1つのファイルだけで作るのではなく、複数のファイルを組み合わせて1つのフォルダにまとめたプロジェクトフォルダから作成します。このプロジェクトフォルダはXcodeによって自動的に作成されます。
早速、サンプルプロジェクトを作ってみましょう。Xcodeの起動画面にある[Create a new Xcode project]を選択します。
テンプレートの選択
[Choose a template for your new project]と記載されたダイアログが表示されます。XcodeでiOSアプリを作るときは、全く何もないところから一から作るわけではありません。あらかじめ用意されたプロジェクトのテンプレートから、必要な部分だけ修正してアプリを作っていきます。
ここでは、最も基本的な構造を提供するテンプレートである「Single View Application」を選択します。
プロジェクトの情報を入力する
[Choose a template for your new project]と記載されたダイアログが表示されます。[Product Show Name]に「HelloWorldApp」、[Organization Name]に自分の名前をアルファベット小文字で(例「hirai.yuki」)、[Company Identifier]に「com.sample」を入力します。また、[Devices]としては「iPhone」、[Use Storyboards]と[Use Automatic Reference Counting]にチェックを入れて、[Next]ボタンをクリックします。
プロジェクトを保存する
プロジェクトの保存場所を聞かれるので、適当な場所(ここでは、デスクトップを選択します)を選択し、[Create local git repository for this project]のチェックを外したことを確認し、[Create]ボタンをクリックしましょう。
作成したプロジェクトを起動してみよう
プロジェクトを作成すると、以下のような画面が表示されます。この状態で作成したプロジェクトを起動してみます。
作成したアプリを起動するには、画面左上にある[Run]ボタンをクリックします。
画面に「Build Succeeded」と表示され、画面上にiPhoneそっくりな画面が表示されます。今はプロジェクトに何も修正を加えていないので、真っ白な画面が表示されます。
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