タブレットで社内LANアクセスやスタート画面社内統一、MSがWindows 8.1の新機能をあらためて説明:IEの縦組み機能も強化
日本マイクロソフトは、「Windows 8.1」の説明会を開いた。タブレット端末から社内ITリソースにアクセス可能にする機能を備えたほか、Internet Explorer 11の縦組み機能を強化した。
日本マイクロソフト(MS)は2013年10月11日、同年10月18日に一般提供を開始する「Windows 8.1」の説明会を開いた。あらためて、Windows 8の既存ユーザーには、Windowsストアを通じて無償提供することを説明した。パッケージ版については、Windows 8には用意しなかった「通常版」も発売するとした。
Windows 8.1には、企業ユーザーに向けた新機能がいくつか追加された(関連記事)。例えば、Windows RT 8.1が稼働するタブレット端末から、Active Directoryドメインで管理するITリソースにアクセス可能にする「ワークプレース」だ。これはWindows RT端末がActive Directoryに参加可能になったわけではなく、Windows Server 2012 R2の「Active Directoryフェデレーションサービス(AD FS)」を利用する。そのため、必ずWindows Server 2012 R2が稼働するサーバが必要だ。そのほか、Active Directoryドメインに参加しているクライアントのスタート画面を定型化する機能も備えた。これにはグループポリシーを利用する。
画面表示にも改善を加えた。字游工房からライセンスを受けたフォント2書体「游明朝体」と「游ゴシック体」を新たに備えた。解像度の高いディスプレイで、美しい文字を表示できるという。また、標準装備のWebブラウザ「Internet Explorer 11」では、縦組み時のルビ表示を改善し、縦中横(縦組みの中で、2けたの数字などを1組で横組み表示すること)に対応した。
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