NECは2013年11月28日、子会社7社の再編を発表した。再編後の新会社は2014年4月1日に発足予定。新会社の商号は未定で、本店所在地は東京都江東区となる。新会社の従業員数は再編子会社の従業員総数と同等の約1万2000人となる見込み。
今回、再編の対象となるのは、NECソフト、NECシステムテクノロジー、北海道日本電気ソフトウェア、NECソフトウェア東北、北陸日本電気ソフトウェア、中部日本電気ソフトウェア、九州日本電気ソフトウェアの7社。
同社ではこの子会社再編により、社会インフラ向けソリューション事業の強化に踏み切る。
新会社では、業種別のSE体制を再編し、大規模プロジェクトへの対応力を強化、併せて社会インフラ領域の案件獲得を目指すという。併せて、各社が持つノウハウを統合・共通化することでコストダウンも行っていくとしている。
また、クラウドやSDN、ビッグデータ、セキュリティなどの領域での競争力を強化し、パッケージソフトおよびサービス展開においてはNECの地方販売網を活用した展開も行う。
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