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いつものSQLでHadoop操作を。“フツーの会社”のためのビッグデータ活用基盤とは自前構築なしで自動最適化、自動パフォーマンスチューニング(1/4 ページ)

「先進企業の活用事例により、Hadoopがもたらすビジネス価値は理解できた。しかし、このテクノロジーを自社で使いこなす自信がない……」──今、そうした企業から熱い注目を集めているのが、Oracle Databaseで培った既存の資産/スキルを生かしたビッグデータ活用を可能にするオラクルの「Oracle Big Data Appliance」「Oracle Big Data SQL」だ。[ビッグデータ][Big Data][Engineered System]

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2015年こそが“ビッグデータ元年”。オラクルのビッグデータソリューションでHadoopがより身近に


日本オラクル データベース事業統括 製品戦略統括本部 プリンシパル・セールスコンサルタントの立山重幸氏

 今日、ビッグデータテクノロジーの代名詞ともなったApache Hadoop(Hadoop)。これを使うことで、大量のデータを保持/処理するシステム基盤を構築することができる。ただし、Hadoopを使いこなすためには、MapReduceなど特有のテクノロジーやプログラミングに関する知識とノウハウが必要になる。そのため、これまでは、主にそうした知識/スキルを有するエンジニアを擁した先進企業がHadoopの恩恵を独占していた。Oracle DatabaseなどのRDBMSとSQLに慣れ親しんできたエンジニア/企業にとって、Hadoopはいまだハードルの高いテクノロジーであり、それを理由にHadoopの導入をためらう企業も少なくなかった。

 しかし今、その状況が大きく変わろうとしている。ビッグデータ処理におけるHadoop活用に最適化されたオラクルのエンジニアドシステム「Oracle Big Data Appliance」と、Hadoop上の大量データに対してSQLによる操作を可能にする「Oracle Big Data SQL」が、Hadoopの導入と活用、そして運用管理のハードルを劇的に下げ、Hadoop活用の裾野を大きく広げようとしているのだ。日本オラクルでビッグデータソリューションのコンサルタントとして活躍する立山重幸氏は次のように語る。

「Hadoopがもたらすメリットについての認知が広まったことで、それを既存のRDBMS環境と連携させながら容易に扱えるようにするOracle Big Data ApplianceやOracle Big Data SQLに関するお問い合わせが急増しています。今後は、これらのソリューションを導入したお客さまによるビッグデータ活用の成功ストーリーを多くお届けできるようになるでしょう。Oracle Big Data ApplianceとOracle Big Data SQLにより、Hadoopが“普通の企業”にとって身近なテクノロジーになったという意味では、今年こそ“ビッグデータ元年”と呼べる年になるのかもしれません」

 それでは、Oracle Big Data ApplianceとOracle Big Data SQLは、どのような仕組み/工夫により、Hadoopを普通の企業が扱いやすくしているのだろうか? 本稿では立山氏らの解説を通して、その詳細を明らかにしていこう。

Oracle Big Data Appliance──業界最大手のHadoopディストリビューションClouderaに最適化されたビッグデータ処理基盤

 Oracle Big Data Applianceは、業界最有力のディストリビューターである米クラウデラ社のHadoopディストリビューション「Cloudera's Distribution including Apache Hadoop(以下、CDH)」を採用し、そのパフォーマンスを最大限に引き出すべく開発されたビッグデータ処理基盤である(関連記事)。

 最新モデルの「Oracle Big Data Appliance X5-2」では、従来モデルと同じ価格を維持しながら、CPUコア数を前モデルの約2.25倍、メモリ容量は2倍、ディスク容量は2倍に増強。フルラック (18ノード)構成で648個のプロセッサーコアを搭載し(最小構成は6ノード)、メモリ容量は標準で2.3Tバイト、ディスク容量は1728Tバイトを 備える。

 また、Oracle Big Data Applianceでは、CDHのバージョンアップを反映したアップデートリリースが迅速に提供されており、近ごろ話題を集めているHadoopのインメモリ処理技術「Apache Spark」などもいち早く活用することができる。

 さらに、R言語やNoSQLデータベースの環境も搭載している他、筐体内部のノード間接続にはInfiniBandを採用し、40Gbpsの高速通信を実現している。


提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年8月7日

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