このままでいいの?――つまらない仕事を「楽しい」に変える4ステップ:仕事が「つまんない」ままでいいの?(7)(1/3 ページ)
同じ環境で働いているのに、仕事がつまらない人もいれば楽しい人もいる――仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする本連載。今回は、仕事の楽しさに違いが生まれる理由と、「つまらない」を「楽しい!」に変えていく対処法についてお話しします。
仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする「仕事が『つまんない』ままでいいの?」。前回は、中間管理職の「孤独感」の原因と解決法をお伝えしました。今回は、仕事の楽しさに違いが生まれる理由と、「つまらない」を「楽しい!」に変えていく対処法についてお話しします。
二人のエンジニア
ここに、二人のエンジニアがいます。同じような年齢、同じような学歴、同じようなスキルを持っていて、同じ会社で働いています。
一人は「仕事がつまらない」と感じ、毎日何となく過ごしています。朝、鏡の前に映った自分を見ながら軽くため息をつき、「今日も会社か。嫌だなぁ」と思う。満員電車で疲れ、会社に着いても何となくやる気が出ない。やらなければいけない仕事は淡々とこなすものの退社時間が待ち遠しい。でも、いざ退社時間になると、まだ仕事が山積みでしぶしぶ残業。「はぁ、今日も疲れたなぁ」と自宅に戻り、ビールをあおって、風呂に入って、寝る……という毎日です。
もう一人は「仕事が楽しい」と感じ、毎日充実した気持ちで働いています。満員電車も、本を読んだり、情報を集めたりしているので、あまり苦ではありません。会社についたら「よし! 今日もやるぞ!」とやる気とともに仕事開始。仕事が楽しいので、「こうしたらもっとよくなるかもな」と、自然と新しいアイデアが生まれ、形にしてみようという意欲が沸いてきます。まわりの人たちからは、「○○さんは信頼できる」「一緒に仕事をしていると楽しい」と言われています。
架空のお話ですが、仕事がつまらない人と楽しい人の典型的な一例を挙げてみました。同じ環境で、同じような仕事をしているのに、一方は、「つまらない」と感じ、一方は「楽しい!」と感じている……程度の違いこそあれ、よくある光景ではないでしょうか。
同じ時間を過ごすなら、あなたはどちらを選びますか?
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