連載
OSSの管理ツールDocker Machine、Swarm、Compose、Kitematicの概要とインストール、基本的な使い方:Docker運用管理製品/サービス大全(2)(3/4 ページ)
数多く台頭しているDockerの運用管理に関する製品/サービスの特長、使い方を徹底解説する特集。今回は、Docker社が開発しているDocker Machine、Docker Swarm、Docker Compose、Docker Kitematicの概要と使い方を解説する。
Docker KitematicによるDocker環境の構築
Docker Kitematicによる環境構築手順を紹介します。ここでは、Windowsにインストールします。
まずは、下記URLからDocker Kitematic(現在は「Docker Toolbox」に含まれる)のインストーラーをダウンロードします。
インストーラーを実行すると、.NET Framework 4.5のインストール後にVirtualBoxのインストールが始まります。
いくつかのデバイスをインストールしていきます。
インストール完了後にDocker Hubのアカウントを入力します。
ログイン後は下記画面よりコンテナーが作成できます。
ここでは、「hello-world-nginx」の「CREATE」を選択します。
しばらくするとコンテナーが起動します。
「EXEC」ボタンを押すと「docker exec sh」が実行されターミナルからコンテナー内にログインできます。
左下の「DOCKER CLI」をクリックします。
これによりdocker、docker-machineコマンドをコマンドプロンプトから実行可能になります。
関連記事
- 所要時間わずか10分で「Docker」を体験しよう――Azureで始めるDocker入門
2014年から急速に注目度が増しているコンテナー型仮想化技術「Docker」。すでに多くのLinuxで利用可能な技術ですが、次期Windows Serverでもサポートされる予定です。Dockerとはどのようなものなのか、一度、実際に触って体験してみてはいかがでしょうか。 - Linux/OSSに不慣れでも大丈夫! WindowsでDockerを扱う際のポイント
本連載第31回は「Azureで始めるDocker入門」を掲載しました。掲載後、すぐに「Docker 1.6」がリリースされたので、意図したわけではありませんが、タイムリーな記事になったと思います。今回は、その記事でも紹介した「Docker Client for Windows」をフォローアップします。 - Docker代替のコンテナーランタイム「Rocket」をCoreOSが公開
CoreOSがDocker代替のシンプルなコンテナーランタイムを公開。Dockerの当初の目的であるシンプルなコンテナーを目指すプロトタイプだ。 - Docker、そしてCloud FoundryとPaaSの価値とは
Docker人気を踏まえたとき、Cloud Foundryはどのように位置付けられるのか。PaaSの最終的な価値とは何なのか。AWSとの競合とは。Cloud Foundryの責任者である米PivotalのJames Watters氏に聞いた。 - レッドハットが発表したOpenShift Enterprise 3は「Dockerを知らなくても使える」基盤
レッドハットが2015年7月22日に国内発表したPaaS製品「OpenShift Enterprise 3」の最大の狙いは、Dockerを知らなくてもアプリケーションの開発・運用ができるようにすることだという。ここでは、レッドハットの日本法人の説明に基づき、OpenShift Enterprise 3を紹介する。 - 米グーグルのDockerコンテナ管理サービスが一般提供開始
米グーグルがGoogle Cloud Platform上で提供しているDockerコンテナオーケストレーション/管理サービス、Google Container Engineが2015年8月26日、ベータ段階を終了、一般提供が開始された。毎週20億以上のコンテナを立ち上げているグーグルの経験に基づくサービスだとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.