日本オラクル「Oracle Sales Cloud」最新版で何が変わるのか:「デジタル時代」の営業活動を支援(2/2 ページ)
日本オラクルが、SaaS型クラウドサービス「Oracle Sales Cloud」の最新版を発表。国内企業の迅速な海外ビジネス強化の支援を主目的に、国内外ビジネスの商習慣を踏まえた機能を拡充する。
Oracle Sales Cloudを軸に、日本企業の国際競争力を高める支援と新規顧客への訴求を加速
Oracle Sales Cloudは、自社製品のホワイトスペース(需要はあるが、競合がいない領域)を分析して見つける「ホワイトスペース分析機能」を中心とするアナリティクス機能の予測精度も向上させた。ホワイトスペース分析機能は、過去の実績や見込み案件情報、同業種内での売上傾向や市場環境などを基に、営業担当者が担当顧客ごと、製品ごとに推奨製品や売上予測金額を直感的に判断できるよう、営業活動すべき道を一括表示してくれる。
併せて、中堅・地方企業への訴求も加速させ、これまでオラクルのユーザーではなかった新規顧客の開拓も図っていく考えだ。
「マーケティングからセールスまでを統合したクラウドサービスを提供できる“オラクルならでは”を武器に、中堅企業や地方企業向けの提案も強化する。地方のパートナー企業との協業も強化したい」(日本オラクル 執行役員クラウドアプリケーション事業統括 セールスクラウド統括本部長の大熊裕幸氏)
「日本オラクルは“POCO(The Power of Cloud by Oracle)”をキーワードに、オラクルのクラウド導入で顧客が享受できる価値の浸透を図っている。日本オラクルのSaaS+PaaSの新規受注額は、前年同期比450%と急激に成長した。特に“変革”への遅れに危機感を持つ会社からの引き合いがとても増えている。それはもうIT系企業だけにとどまらない。ユーザー企業やその営業部門のユーザーにも直感的で分かりやすく、簡単かつ迅速に導入できることを強みに、顧客管理と営業支援業務を支える新時代のクラウドアプリケーションとなるOracle Sales Cloudの訴求を、そしてオラクルならではの強みの訴求をいっそう加速させたい」(日本オラクルの下垣専務執行役員)
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