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Oracle Database Cloud Serviceは本当に使えるか? 新日鉄住金ソリューションズの検証は開発/検証、遠隔地バックアップ環境としての有効性をチェック(1/3 ページ)

「Oracle Database Cloud Service」は、Oracle Databaseを使う企業が既存資産を最大限に生かすことのできるパブリッククラウドだ。その開発/検証環境およびバックアップ環境としての有効性について、新日鉄住金ソリューションズのエキスパートらが検証を進めている。[パブリッククラウド][高可用性/災害対策][Oracle Cloud]

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オラクルユーザーに最適なクラウドを、オラクル製品のエキスパートが検証

 自社のあらゆる技術/製品のクラウド化を推進しているオラクルは2015年4月、オラクル製品のユーザーに最適なPaaS(Platform as a Service)として「Oracle Cloud Platform」の国内提供を開始した。これまでオンプレミスで提供されてきた、さまざまな製品がPaaSとして提供されるOracle Cloud Platformのサービスの中でも、本サイト読者が特に関心を寄せるのはOracle DatabaseをPaaSとして提供する「Oracle Database Cloud Service」だろう。

 オンプレミスのOracle Databaseと同じアーキテクチャで実現されている同サービスを使えば、企業はこれまで培ってきたデータ資産を容易にパブリッククラウド上に移行したり、パブリッククラウド上で築いたデータ資産を必要に応じてオンプレミスに戻したりといったことが行えるようになる。Oracle Real Application ClustersやOracle Database In-Memory、Oracle Active Data GuardといったOracle Databaseのオプション製品もオンプレミスと同様に使えるため、「パブリッククラウドだからといって妥協はしたくない。オプションも含めてオンプレミスと同様のOracle Databaseを使いたい」という企業にも最適なサービスだ。

 こうしたOracle Database Cloud Serviceの利点に、オラクル製品による各種ソリューションを提供してきたパートナー各社も高い期待を寄せている。その一社が新日鉄住金ソリューションズである。

 オラクルの国内パートナーとして25年の実績を誇る同社は2014年7月、社内に「Oracle Databaseクラウドソリューションセンター」を設立。Oracle Database Cloud Serviceを含むOracle Cloud Platformの提供に先駆けて、クラウド環境におけるOracle Databaseの運用に関するノウハウの蓄積に努めてきた。そうした取り組みが高く評価され、同社は2015年に「Oracle Excellence Award 2015 Specialized Partner of the Year :Oracle Cloud」を受賞している。

 また、現在はOracle Cloud Platformの活用に向けた各種の技術検証を実施し、その成果を顧客に提供していこうとしている。同社が進める検証作業の内容と結果について、作業を主導するエキスパートらに聞いた。

マネージドクラウド「absonne」とOracle Cloud Platformで企業の多様なニーズに対応


新日鉄住金ソリューションズ ITインフラソリューション事業本部 ITサービスソリューション事業部オラクル推進部長の栗並賢太郎氏

 新日鉄住金ソリューションズは、高い性能や可用性が求められるシステムに向けたマネージドクラウドサービスとして「absonne(アブソンヌ)」を展開している。それに加えて、今後はOracle Cloud Platformも提供していくことで、顧客に対して「要件に応じたクラウドの使い分けと連携によるシステムの最適化を提案していきたい」と同社 ITインフラソリューション事業本部の栗並賢太郎氏(ITサービスソリューション事業部オラクル推進部長)は語る。

 「当社はミッションクリティカルな領域にも適用可能な性能と可用性運用サービスを合わせたマネージドクラウドとしてabsonneを提供していますが、一方でお客さまの間では、変化の激しいビジネス環境に対応できる高い柔軟性や拡張性、スピード感に対するニーズも高まっています。Oracle Cloud Platformはパブリッククラウドでありながらも、その上ではエンタープライズレベルの要件を満たしたデータベース基盤やアプリケーション基盤を利用することができます。今後は両者を組み合わせて透過的に利用できるようにすることで、お客さまの多様なニーズにお応えしていきたいと考えています」(栗並氏)

 新日鉄住金ソリューションズは、まず「開発/検証環境」および「遠隔地バックアップ」の用途でOracle Database Cloud Serviceの提供と活用を本格化させるべく、それぞれの利用シーンに即した検証作業を進めている。以降で、それらの内容を紹介する。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年1月24日

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