Oculus Riftの一般予約が1月7日午前1時からスタート:立体的な仮想空間への没入体験が身近に
Oculus Riftの一般予約が米国西海岸時間の2016年1月6日午前8時(日本時間1月7日午前1時)にスタートする。
VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の一般予約が米国西海岸時間の2016年1月6日午前8時(日本時間1月7日午前1時)にスタートする。事前予約対象者全員に「Lucky's Tale」「CCP’s EVE: Valkyrie」の製品版タイトルがバンドルされる。今のところ、OS XおよびLinuxには非対応だ。
米Oculus VRでは、既に製品版のSDKバージョン1.0を2015年12月21日に配布している。ただし、この配布は製品出荷タイミングに合わせたコンテンツ開発を行っている開発者に限定したもの。製品版と同じランタイムで最終仕上げを進める目的の限定公開だという。
通常の開発者であればDK2およびSDK 0.8が最新環境となる。Unityは標準でOculus Riftをサポートしており、Oculus VRの開発者向けフォーラムでは、対応するUnityのバージョン情報などが公開されている。
これまでOculus VRでは、Kickstarterを介して開発キットへの出資を募るなどしてきており、出資者はプロトタイプ製品を利用することができた。今回の予約では、一般向けに正式な「製品」として販売される。Oculus VRでは、開発キット支援者には製品版を無償で提供するとしている。
これに先立つ2015年12月18日には「Gear VR」が日本でも発売されている。Riftと異なり、ディスプレイなどの機能をスマートフォンで代用する簡易版だ。
Oculus Riftが注目される理由は、それまで数百万円規模の費用が掛かっていたヘッドトラッキング機能と両眼立体視が可能なヘッドマウントディスプレイを数万円程度で実現した点にある。2016年内には、この他にもマイクロソフトが「HoloLens」を、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がPS4用の「Play Station VR」を発売予定であることから、VR体験が身近になると予想されている。
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