「3月1日 0時00分が勝負」って本当?――「就活ナビサイト」使い倒しマニュアル<後編>:就活のトリセツ(5)(3/3 ページ)
IT業界への就職を考えている学生のために就活のイロハを伝授する連載「就活のトリセツ」。第5章は前回に引き続き「就活ナビサイト」を解説する。「解禁日の0時00分にサイトにアクセスしないと出遅れる」というウワサは本当なのか?
気になる企業の人と会える「OB・OG訪問マッチングサービス」
就活ナビサイトで気になる企業を見つけ、エントリして、会社説明会に参加して、選考に進む。これがスタンダードな就職活動の流れだ。でも、それだけだと「その会社がどんな雰囲気なのか」「どんな仕事をしているのか」「どんな社員がいるのか」分からないと悩む就活生も多いだろう。
そんな悩みを解決するのが、「OB・OG訪問マッチングサービス」だ。
「OB・OG訪問なら経験済み」という就活生もいると思う。しかし、気になる企業に運良く知り合いがいればいいが、そううまくはいかないケースも多い。まったくツテがない企業への先輩訪問は、結構ハードルが高いのではないだろうか。
OB・OG訪問マッチングサービスの代表的なものには、昼食を取りながらカジュアルなOB・OG訪問をできる「ソーシャルランチ」や、OB・OG訪問のアプローチを承諾した企業から食事をごちそうしてもらえる「ニクリーチ」などがある。
ソーシャルランチを運営する「Donuts」の担当者によると、「訪問を受け付けているOB・OGは年々増加しており、2016年2月現在は3000社以上の企業の約4500人が社会人会員として登録しています。学生会員は、首都圏中心に430校5400人が利用登録し、実際にOB・OG訪問した学生は累計2000人に上っています」とのことだ。
ソーシャルランチには、グーグルやアップル、マイクロソフトなどの有名企業のOB・OGが登録している。これらの企業のOB・OGとランチやお茶を楽しみながら、リアルな話を聞けるという大変便利なサービスだ(食事やお茶の代金は自己負担)。
今回は就活ナビサイトの落とし穴から、便利なサービスの活用法まで盛りだくさんで紹介した。ここからはいよいよ就活本番だ。悔いのないよう、存分に活動してほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「いきなり役員面接権」あげます──ジャストシステムから「挑戦状」が届きました
ジャストシステムより、ITエンジニアを目指す新卒の皆さんへ「挑戦状」が届きました。優秀者は就活の近道となる「いきなり役員面接権」がもらえるそうです - Wantedly、CodeIQ、カンファレンス 本当に有効なのはどの手段? 転職2.0現状確認会
カンファレンス転職や、コーディング型転職支援サイトなど、最近のエンジニア転職“界隈”のトレンドを紹介する - リクナビ、マイナビだけじゃない――「就活ナビサイト」使い倒しマニュアル<前編>
IT業界への就職を考えている学生のために就活のイロハを伝授する連載「就活のトリセツ」。第4章は、マイナビやリクナビなどの就活ナビサイトを徹底解説する - 「短期型」「長期型」インターンのメリット・デメリット
インターンシップとは何か。連載「インターンシップへ行こう」第1回は、インターンシップに参加するメリットとその心構え、自分に合ったインターンシップの見つけ方、インターンシップを受け入れる企業の狙いを解説する - インターンシップ経験の振り返り方
インターンシップに参加したという事実だけでは、面接官へのアピールにはならない。重要なのは、あなたがインターンシップで何を経験したか、なぜその選択に至ったのか、そこから何を感じたのかを振り返ることだ。深い自己分析が魅力的な自己PRにつながる。今回は、インターンシップを振り返るための7つのポイントを紹介する