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Javaの実行環境JREをWindowsにダウンロードしてインストール、セットアップ設定、アンインストールスマホで便利な環境構築手順書(2/3 ページ)

本連載では、さまざまなソフトウェアのインストール、実行するためのセットアップ設定、実行確認、アンインストールの手順を解説する。今回は、Javaの実行環境JRE(Java Runtime Environment)について。

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環境変数「JAVA_HOME」「Path」の設定

 コマンドプロンプトでJavaを実行する場合に必要な「環境変数」の設定を行う。この設定を行っていないと、JREを使って動くソフトウェアを実行するのに影響が出たり、Javaのコマンドを実行する際にJavaのさまざまなコマンド(exeファイル)があるフォ ルダに移動するか、そこまでのパスを指定して実行する必要があったりと、コマンドの実行が面倒になるので、設定しておく必要がある。

 インストール時に特に変更していない場合、JREは「C:\Program Files\Java\jre1.8.0_77」のフォルダにインストールされている。

図8 JREがインストールされているフォルダ
図8 JREがインストールされているフォルダ

 なお、環境変数を設定していなくても、「cd」コマンドで「C:\Program Files\Java\jre1.8.0_77\bin」に移動して「java」と入力するか、コマンドプロンプトで「C:\Program Files\Java\jre1.8.0_77\bin\java」と入力すると、実行することはできるが、これでは、コマンドの実行に手間が掛かってしまう。環境変数を設定することで、どこにいてもjavaコマンドが実行できるのだ。

環境変数を設定する画面を開く

 まず、「スタート」→「コントロールパネル」→「システム」と選択する。「システム」の画面から、左に表示されている項目から、「システムの詳細設定」を選択する(図9)。

図9 「スタート」→「コントロールパネル」→「システム」の画面から「システムの詳細設定」を選択する
図9 「スタート」→「コントロールパネル」→「システム」の画面から「システムの詳細設定」を選択する

 表示される画面から、「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」ボタンをクリックする(図10)。

図10 「詳細設定」タブで「環境変数」ボタンをクリックする
図10 「詳細設定」タブで「環境変数」ボタンをクリックする

環境変数「JAVA_HOME」の新規追加

 表示される画面から「{Windowsのユーザーid}のユーザー環境変数」から「新規」ボタンをクリックする(図11)。

図11 「新規」ボタンをクリックする
図11 「新規」ボタンをクリックする

 「新しいユーザー変数」の画面が表示される。「変数名」には「JAVA_HOME」と指定する。「変数値」には、図8のJREをインストールしたフォルダを指定する(図12)。

図12 変数名「JAVA_HOME」と変数値「C:\Program Files\Java\jre1.8.0_77」を指定する
図12 変数名「JAVA_HOME」と変数値「C:\Program Files\Java\jre1.8.0_77」を指定する

環境変数「Path」の編集

 次に、「システム環境変数」の中にある「Path」を選択して「編集」をクリックする。すると図14のように表示される。「変数値」に筆者の場合は「C:\ProgramData\Oracle\Java\javapath;JAVA_HOME%bin」と表示されている。

 「Path」の変数値の中に図12で設定した「JAVA_HOME\bin」が追加されている必要があるので、追加されていない場合は、入力して追加する(図13)。

図13 「システム環境変数」の中にある「Path」の「変数値」を確認する
図13 「システム環境変数」の中にある「Path」の「変数値」を確認する

 以上で環境変数の設定は完了だ。なお、環境変数「Path」の設定はコマンドプロンプトで「Path」と入力しても確認できる。他にも、環境変数についてトラブルがあった場合は、下記記事を参考にしてほしい。

Javaのコマンドを実行してJREのインストールを確認する

 正常にJavaがインストールされているかどうかを確認してみよう。

 「スタート」画面の下に表示される「プログラムとファイルの検索」欄に「cmd」と入力する(図14)。

図14 「スタート」→「プログラムとファイルの検索」で「cmd」と入力してコマンドプロンプトを起動する
図14 「スタート」→「プログラムとファイルの検索」で「cmd」と入力してコマンドプロンプトを起動する

 すると、コマンドプロンプトの画面が表示されるので、「java -version」と入力してみる。すると図15のように、Javaのバージョンと情報が表示される。これで無事Javaがインストールされていることが確認できた。

図15 「java -version」と入力すると、Javaのバージョンが表示された
図15 「java -version」と入力すると、Javaのバージョンが表示された

 表示されない場合は、JREがインストールされたフォルダと環境変数の設定が合っているか、文字列を正確に確認してほしい。

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