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ITエンジニアには今後、どんな能力が求められ、どんな雇用形態が増えるのか:マネジメント職の7割が「エンジニアの人材不足」を実感
エンジニアの人材サービスを手掛けるVSNが、ビジネスパーソンに聞いた「エンジニアに関する実態調査結果」を公開。約7割がエンジニアの人材不足を実際に感じていると回答した。
エンジニアの人材サービスを手掛けるVSNは2016年6月2日、ビジネスパーソン約1100人に聞いた「エンジニアに関する実態調査」の結果を公表した。
それによると、回答者の約73.3%が「エンジニアの人材不足を実際に感じている」ことが分かった。また、優秀なエンジニア確保の重要性については、約85.8%が「重要」と答えている。エンジニアの確保が重視されていることも分かった。
今後、エンジニアに対して技術力の他に期待する能力は、「コミュニケーションスキル」がトップとなり、「提案力」や「コンサルティングスキル」がそれに続いた。技術力は当然として、会社全体のビジネス躍進を見据えて主体的に活動していく能力が望まれていることが伺える。
エンジニアの雇用形態は、調査時の2016年5月時点においては「正社員」が85.2%でトップだった。ただし、今後増えると思う雇用形態は「正社員」の58.0%に対し、「派遣社員」が42.2%と現状比で約20ポイント上昇。同調査では将来的に、正社員エンジニアに対し、派遣雇用やフリーランス型エンジニアの割合が増えると予測している。
調査期間は2016年5月23日〜24日。対象者は1年以内に業務でエンジニアのマネジメントを行ったことがあるビジネスパーソンで、1104人が回答した。
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