JavaScriptで文字列を扱う「String」の基本:JavaScript標準ライブラリの使い方超入門(2)(4/4 ページ)
JavaScriptの標準仕様としてビルトインされている主なオブジェクトの使い方を紹介する連載。今回は、文字列を扱うStringについて。長さ取得のlength、位置取得のindexOf、切り出しのsubstring、substr、slice、分割のsplitなどの基本を解説。
文字列を分割する
「split()メソッドを使うと、区切り文字を指定することで、区切り文字を目印にして文字列を分割することができます」
メールアドレスやURLを分割してみよう
「split()メソッドは、分割した文字列を返す際に、それぞれの文字列を配列の要素として返してきますが、これをそのまま画面に書き出すと、分割した文字列が『,』で区切って表示されます」
構文 | String.split(separator[, limit]) | |||
---|---|---|---|---|
パラメーター | separator | 1つ以上の文字を指定します。この文字が文字列を区切るための「区切り文字」になります。 | ||
limit | 分割した文字を返す際の数を制限する場合に使用します。 |
「メールアドレスは『@』でユーザー名とドメインが区切られています。また、URLには、スキーム名やドメインなどを区切るために『/』が使われていますよね。そこで『@』や『/』を区切り文字として指定して、メールアドレスやURLを要素ごとに分割してみることにします」
「URLでは『http:,,www.example.com』のように『,』が2つ並んで表示されるのは『http//』の2つ並んだ『/』で分割されているためです」
書籍紹介
JavaScript Web開発パーフェクトマスター
金城俊哉著
秀和システム 3,672円
JavaScriptは、Webアプリ開発の定番言語です。本書は、JavaScriptの初学者向けにWebアプリ開発に必要なノウハウを、ボトムアップ方式で基礎から応用までやさしく解説します。
若手プログラマーが講師となって、JavaScript未体験のエンジニアに手ほどきをするというペアプロ形式で説明していくので、プログラミングスクールで1対1のレッスンを受けている感覚で読み進めていただけます。開発現場ですぐに役立つ技が満載です!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- JavaScriptプログラミングをdocument.writeやalertで始める際の基礎知識をパーフェクトに解説する
初めてJavaScriptのWebアプリを作ってみたいという人に向けて「Hello World!」などの文字列を表示する方法について解説する。 - JavaScriptを中心としたWebアプリ開発の栄枯盛衰まとめ――LiveScriptからAngularJS/React.jsまで
@ITが誕生した2000年頃はJavaScriptが不遇だった時代。そこから現在のような人気のプログラミング言語になるまでには、どのような歴史があったのか。15周年を迎えた@ITの豊富なWeb開発関連記事とともに振り返る。 - ようこそJavaScriptの世界へ
JavaScriptで本格的なプログラミングの世界に触れてみよう。連載を通じて実用的なアプリケーションを作れるようになるはず!?(編集部)