長野編:本当の「どこでも働ける」エンジニアとは?――野尻湖で働くLIG 中田泰雄さんに、Iターンの理想と現実を聞いてみた:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(13)(4/4 ページ)
U&Iターンをしたいなら、実際にしている人に聞いてみよう! LIG野尻湖オフィスにIターンしたエンジニアにインタビューしました。
「どこでも働けるエンジニア」になろう
竹内 地方で働いてみたいエンジニアにメッセージをお願いします。
中田さん 移住をしてみたかったら、してみたらいいと思います。1、2年働いてみて、もしダメだと思ったら戻ればいいし。「移住」だけを切り取って、重く捉えなくてもいいのかな、と思います。
竹内 もっと気軽でいいと。
中田さん わが社はセブにもオフィスがありますし、東京にもあります。「今月はセブで、来月は東京で……」という働き方が自由にできるチームになっていきたい……という話をよくしています。「どこでも働ける」が実現できたらいいなと思います。
竹内 私が28歳でUターンしたときは、「もう、後戻りできない」というくらい大きな決断でした。けれども、中田さんのお話を伺って、もっと気軽な印象を受けました。「移住」というより「移動」みたいな。
竹内 「どこでも働ける」エンジニアになるために目指しているイメージはありますか?
中田さん エンジニアは「手に職がある仕事」です。手に職があれば、働く場所や会社は自由に選べます。動こうと思ったときに「うちに来てくれ」と言われる人になれたらいいなと思います。
竹内 選ばれるから自由に働ける。そのために、自分を磨く……ということでしょうか。
中田さん そうですね。「出張! どこでもオフィス」のように、「どこでも働けるし、遊べちゃう」を体現できたら、最高です。
「Life is Good」なエンジニアライフを過ごすために
中田さんの移住は、「あれこれ考えて……」というよりも、「やりたいのだからやってみる」という、力みのない自然な印象を受けました。
「どこでも働ける」は、インフラや環境的なことだけではなく、「うちに来てくれ」と言われるような「技術力」や「人としての魅力」も含まれるのではないかと感じました
「誰もがどこでも働ける環境を選べるわけではないよ」と思う人もいるでしょう。けれども、「どこでも働ける自分になる」という「ビジョン」を持ち、そのための「行動」を起こしていれば、働き方の幅を広げるられることに間違いはなさそうです。
そうすれば、「Life is Good」なエンジニアライフを過ごせるのではないでしょうか。
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筆者プロフィール
しごとのみらい理事長 竹内義晴
「仕事」の中で起こる問題を、コミュニケーションとコミュニティの力で解決するコミュニケーショントレーナー。企業研修や、コミュニケーション心理学のトレーニングを行う他、ビジネスパーソンのコーチング、カウンセリングに従事している。
著書「うまく伝わらない人のためのコミュニケーション改善マニュアル(秀和システム)」「職場がツライを変える会話のチカラ(こう書房)」「イラッとしたときのあたまとこころの整理術(ベストブック)」「『じぶん設計図』で人生を思いのままにデザインする。(秀和システム)」など。
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