ニュース
CTC、オフィスビル向け「IoTトイレ」を開発 空き状況をスマホで確認: 2016年秋にサービス化、都内オフィスビルなどへ販売
伊藤忠テクノソリューションズは、トイレの空き状況をリアルタイムに確認できる「IoTトイレ」を開発した。2016年秋から主にオフィスビル向けに販売する。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2016年10月17日、トイレの空き状況をリアルタイムに確認できる「IoTトイレ」を開発したと発表した。スマートフォンなどでトイレの個室の空き状況を確認できるようにするオフィスビル向けIoT機能を、2016年秋よりサービスとして販売する。
IoTトイレは、個室のドアにセンサーを設置して使用状況を検知するIoTシステムと、空き状況をスマートフォンなどで即座に把握できるアプリで構成される。発電パネル付きのセンサーとIoTゲートウェイ間は無線通信で、IoTゲートウェイとクラウド間の通信は3G携帯電話通信網を使う。電源の確保や配線工事、サーバの設置などを不要とすることで、小規模なオフィスでも容易に導入できるよう工夫したという。
2016年9月1日から霞が関ビルと同社大崎オフィスで先行導入し、2016年秋から三井不動産のオフィスビルやその他東京都内のオフィスビルなどに向けて販売する。今後、会議室の空き状況管理や勤怠管理など、オフィス向けIoTシステムの応用や拡充も見込んでいる。
関連記事
- オフィスに不満をいうだけの立場から抜け出そう
オフィスで働くすべての人にとって、オフィス環境は重要な要素である。オフィスとは企業にとって何なのか、社員にどのような影響を与えているのか、そしてオフィス環境に対して社員はどのようにかかわるべきなのかを考える。 - 「データレイク」を“澄んだ貯水池”にするために
センサーなどから大量に流れ込んでくるデータをどう蓄積・分析するか――そうした観点で「データレイク」が関心を集めている。だがIoTの取り組みに生かすためには、データレイクにも満たすべき要件がある。 - 「Raspberry Pi 3」で早速チェック──「IoTハードウェア」を準備する
ITエンジニアに向け、「ビジネスに貢献するIoT活用」の第一歩を踏み出す「今後のひらめき」を得てもらうための本連載。初回は、登場間もない「Raspberry Pi 3」を中心に、IoTハードウェアとWindows 10 IoT Coreを準備するまでを解説する。 - テスト自動化の歴史と今後、良い/悪い事例〜システムテスト自動化カンファレンス2013レポート
テスト自動化を開発の“武器”にするための3つのポイントや、“自動化”の良い事例、悪い事例など、テストの現場を「進化させる」知見が多数紹介されたカンファンレンスの模様をレポートする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.