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「物事の捉え方」が肯定的に変わる、2つのシンプルな習慣:仕事が「つまんない」ままでいいの?(23)(1/3 ページ)
マイナス感情が強いときは、なかなか肯定的に考えられないものです。仕事の不満や悩みを解消するヒントをお届けする本連載。今回のテーマは「『物事の捉え方』を肯定的に変える方法」です。「物事の捉え方」はちょっとした習慣で変えられます。
前回の、「死にたい」と思うほど仕事でストレスを抱えたときに――最も大切なのは、あなたで、仕事で過度なストレスを抱えたときの対処として、「会社を辞めてもいいし、逃げてもいい」「とにかく話す」「周りの人の協力を仰ぐ」「きっぱり断る」という、4つの提案をしました。
インターネット上でいただいたコメントには、「逃げているだけでは変わらない」「その先にはまた種類の違うつらいことが待っている」「物事の捉え方や感じ方が変わらなければ、何も変わらない」などの意見がありました。確かに、その通りかもしれません。
例えば、仕事のミスで上司から怒られたときに、「何て最悪な日なんだろう」と思う人もいれば、「これもいい経験だ。次に生かそう」と思う人もいます。物事の捉え方や感じ方の違いで、その後の振る舞いも変わるでしょう。よく、「プラス思考が大切」とも言いますしね。
とはいえ、「肯定的に捉えることが大切だ」と頭では理解できても、捉え方を変えることがなかなかできないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。マイナス感情が強いときは、特に。
そこで今回は、「物事の捉え方」が肯定的に変わる方法を考えます。「物事の捉え方」はちょっとの習慣で変えられます。
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