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その要件定義、有償だって言わなかったからタダですよね?:「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説(37)(2/3 ページ)
IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する本連載。今回は、有償作業と無償作業の線引きが原因で裁判になった事例を解説する。
それは単なる「お打ち合わせ」だったのか
本裁判は、どうだろうか。
ユーザーであるプロバイダーは、ベンダーと打ち合わせを行っており、要件確定のためにベンダーが作業を行っていることを承知していた。しかし契約の1番大切な部分である「金額」については、合意できる見込みも立っていなかったようである。
裁判所は、どの点に着目をして、どういった判断をしたのだろうか。判決の続きを見てみよう。
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