Excelで日付から自動的に曜日を入力する:Tech TIPS
Excelで日付から自動的に曜日を計算してセルに入力する方法を紹介する。別のセルに表示する方法と、日付を入力したセルに曜日を追加する方法があるので、目的に合わせて使い分けるとよい。また、連続した日付を簡単に入力する方法についても紹介しよう。
対象:Excel 2013/2016/2019/365
見積書や報告書などに日付を入力した際、曜日も入力したいこともある。そのような場合、いちいちカレンダーで曜日を確認して、セルに入力するのは少々面倒だ。入力した日付に合わせて、曜日が自動的に入力されると曜日の間違えも起きず便利である。
そこで、本稿では日付に合わせて曜日を自動入力させる方法を紹介する。
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TEXT関数を使って曜日を表示する方法
Excelで入力した日付から曜日を自動的に入力するには、TEXT関数を使えばよい。例えば、「A1」セルに日付を入力し、「B1」セルに曜日を表示したい場合、「B1」セルに以下のように入力するとよい。
=TEXT(A1,"aaaa")
これで自動的に「B1」セルに日付に対応する曜日が表示される。
「"aaaa"」の部分(表示形式コード)を以下のように変えることで、曜日の表示形式が変更できる。なお、オプションを「()」で囲うと「(月)」や「(Mon)」、「{}」で囲うと「{月}」、「{Mon}」といった形式でも表示可能だ。
表示形式コード | 曜日の表示形式 |
---|---|
aaa | 月、火、水、木、金、土、日 |
aaaa | 月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日 |
ddd | Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sun |
dddd | Monday、Tuesday、Wednesday、Thursday、Friday、Saturday、Sunday |
表示形式コードと曜日の表示形式の関係 |
1つのセルに日付と曜日を表示する方法
TEXT関数を使うと、曜日を別のセルに入力することになる。日付と同じセルに曜日も入力したい場合は、「セルの書式設定」を変更すればよい。
まず日付を入力しよう。今日の日付ならば、セルを選択し、[Ctrl]+[;(セミコロン)]キーを押せば、今日の日付が入力できる。
次に日付を入力したセルを選択し、右クリックメニューから[セルの書式設定]を選択する([Ctrl]+[1]キーを押すか、[ホーム]タブの[数値]グループにある[数値の書式]の右脇の▼をクリックし、プルダウンリストの一番下にある[その他の表示形式]を選択してもよい)。
[セルの書式設定]ダイアログが開くので、[表示形式]タブの「分類」で「ユーザー定義」を選択し、「種類」で「yyyy/m/d aaa」や「yyyy/m/d(aaa)」(「aaa」の部分は上記の表示形式コードと同じ)などと入力すればよい。

1つのセルに日付と曜日を表示する(2)
[セルの書式設定]ダイアログが表示されたら、[表示形式]タブを開き、「分類」欄で[ユーザー定義]を選択し、「種類」を「yyyy/m/d aaa」に編集する。ここを設定することで、表示形式を和暦などにすることも可能だ。
なお、曜日を英語表記にしたい場合は、「yyyy/m/d」の「d」の後ろに半角スペースを入れて「ddd」もしくは「dddd」とする。
オートフィルを使って曜日を自動入力する
日次の売上表や予定表など、連続した日付のある表に曜日を入力したいこともあるだろう。このような場合、1つ1つセルを選んでTEXT関数を入力したり、書式設定したりするのは面倒だ(日付の入力自体も面倒だろう)。
このような場合、オートフィル機能を利用するとよい。
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