あなたは細マッチョ? ゴリマッチョ?――スマートな「働く筋肉」の付け方:仕事が「つまんない」ままでいいの?(32)(1/3 ページ)
「働く筋肉」を付けるために必要なのは、「過度な仕事」ではなく「楽しさ」でした。
先日、友人(女性)がSNSで気になる投稿をしていました。
彼女は20数年来、毎日22時とか23時まで会社にいて、本当によく働いてきたそうです。投稿には「働く筋肉はバッチリ」と書かれていました。
ここで言う「働く筋肉」とは、「ストレス耐性」「困難を乗り越える力」「理不尽なことに対応できる柔軟性」などのことでしょう。
「働き方改革だ」「長時間労働是正だ」といわれているこのご時世に、このような働き方はあまり歓迎されないかもしれません。「こういう働き方が正しいか」と言われたら、恐らく「正しくはない」のでしょう。
一方、私はこの投稿を見て、「身に付け方は別にしても、『働く筋肉』はあると便利なんだよな」とも思ったのです。
仕事をしていると、思い通りにならないことや嫌な思いをすること、めげそうになってしまうことなどがたくさんありますよね。「働く筋肉」がなければ、その都度挫折したり、逃げたりする(ストレスが過度な場合は逃げることも大切です)ことになってしまいます。その結果、自己肯定感が低くなってしまいがちです。
一方、「働く筋肉」があると、困難を乗り越えられますし、知恵や経験を身に付けられます。自己肯定感も高まります。
でも……。
私の体験を振り返ると、「働く筋肉」が身に付いたと感じるのは、「毎日午前さままで働いた」とか、「心が折れそうになるほど高圧的なマネジメントの下で働いた」など、過酷な労働環境下に置かれていたときでした。
今、改めて考えてみると、「そんな『働く筋肉』はいらないな。時代遅れだな」と感じます。
「働く筋肉」は肯定しつつも、働く筋肉を身に付けた「今までの働き方」は否定したい……ボディービルダーのようなマッチョでムキムキな筋肉はなくてもいい。けれども、程よい筋肉はあった方がいい。そんな印象です。
程よく引き締まった筋肉なら、スマートだし、格好いいですよね。
どのような働き方をすれば、無理せずにスマートな「働く筋肉」を身に付けられるのでしょうか。
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