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マルチモデル対応のNoSQLデータベース「Azure Cosmos DB」、24時間無償で試用可能に「Try Azure Cosmos DB for free」を開始

「Azure Cosmos DB」を24時間無償で試用できるプログラム「Try Azure Cosmos DB for free」が開始された。

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 Microsoftは2017年9月8日(米国時間)、NoSQLクラウドデータベース「Azure Cosmos DB」を24時間無料で試用できるプログラム「Try Azure Cosmos DB for free」を開始した。

 Azure Cosmos DBは、高いスケーラビリティを提供するマルチモデル対応のグローバル分散型NoSQLデータベースサービスで、2017年5月に一般提供が開始された。「複数のリージョンへスループットとストレージ機能を柔軟にスケーリング可能なグローバル分散型データサービス。業界屈指の包括的なSLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)により、低レイテンシ、高可用性、整合性も保証される」とMicrosoftはサービスの詳細を説明。世界中のあらゆる場所でレスポンス時間の99%が10ミリ秒未満であることを保証しつつ、5段階の整合性モデルでパフォーマンス、可用性、データ整合性を細かく調整できる機能を備えている。

 Try Azure Cosmos DB for freeにより、開発者は無償でAzure Cosmos DBとその機能を体験できるようになる。MicrosoftはTry Azure Cosmos DB for freeを開始した理由を、「開発者がAzure Cosmos DBの評価や、Azure Cosmos DBを使用するアプリケーションの作成とテスト、Azure Cosmos DBの実験利用、チュートリアルの利用、デモの作成、単体テストをコストをかけずに簡単に行えるようにするため」と述べている。

 Try Azure Cosmos DB for freeの利用手順は以下の通り。

  • (1)Try Azure Cosmos DB for freeのWebサイトへアクセスする
  • (2)API/データモデルをSQL(DocumentDB)、MongoDB、テーブル、Gremlin(グラフ)APIから選択する。Microsoftアカウントを使ってログインすると、新しく作成された無料のAzure Cosmos DBアカウントを入手できる
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  • (3)Azureポータルで「開く」を選ぶと、新しく作成された無料のAzure Cosmos DBアカウントに移動し、クイックスタートページが開く
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  • (4)クイックスタートに従うと、Azure Cosmos DBに接続されたアプリケーションが30秒程度で立ち上がる。また、自分でAzure Cosmos DBを探索することもできる。Azureポータルでは、アカウントの有効時間が終了するまでの残り時間が示される
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 Try Azure Cosmos DB for freeでは24時間にわたって、コンテナ(ドキュメント、テーブル、グラフの集合体)を作成し、グローバルに最大3つのリージョンに分散するAzure Cosmos DBの全機能を利用できる。

 なお、Azure Cosmos DBを使い続けたい場合には、試用時間を24時間延長できる。また、Azureを初めて使用する人は、Azureの1カ月間無料トライアルも併用できる。

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