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新入社員が退職代行サービスを使うと失うもの:仕事が「つまんない」ままでいいの?(53)(1/3 ページ)
「退職代行サービス」が流行っているそうです。でも、簡単に辞められるからといって、サービスを使って失うものはないのでしょうか。
ゴールデンウイーク(GW)が終わったこの時期、いわゆる「五月病」も手伝って「もう、こんな会社は嫌だ! 辞めてやる!」と思う人は多いのではないでしょうか。
先日テレビで「退職代行サービスの利用者が急増している」というニュースを見ました。特に、新入社員の利用者が増えているのだとか。
「退職を代行してくれる」なんて、ひと昔前では考えもしなかったサービスです。「『会社辞めます』くらい自分で言えないでどうする!」「それじゃあ、世間を渡っていけないぞ」「そういう人は会社も望んでいないんじゃないの?」といった意見もあるようですが、ストレスを感じることなく会社を辞められるのならば、ありがたいサービスなのかもしれません。
ニュースでは、転職代行サービスを利用した「この春新卒で会社に入ったばかり」の社会人のインタビューが流れていました。利用者がサービスを使った経緯はこうでした。
- 学生時代に想像していたよりも、仕事が大変だった
- GWを機会に今後の人生を考えた
- 「体と心を壊してしまう前に、辞めた方がいい」と思った
- でも、入ったばかりの会社の上司に「辞める」とは言いづらい
- それならば、退職代行サービスを使おう
その人は、簡単なLINEのやりとりと社員証やIDカードなどを送るだけで会社を辞められたそうです。「こんなに簡単に辞められるとは思わなかった」と言っていました。
でも私は「この辞め方は新入社員にとって本当に幸せな方法なのかな」とも思ったのです。
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