連載
「違和感駆動」で目標を見いだそう:仕事が「つまんない」ままでいいの?(58)(1/3 ページ)
何を目標にしたらいいのか分からない――このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。今回は、目標を見いだす1つの方法を紹介します。キーワードは「違和感」です。
私がビジネスパーソンのコーチング、カウンセリングを行う際によくいただくテーマの1つが「将来に対する不安」です。
今の生活に特別不満があるわけではないし、仕事に大きな問題があるわけでもない。どちらかといえば、うまくいっている方かもしれない。けれども、将来を考えると不安になる、自信が持てない――と。
不安になる理由として多く挙げられるのが、「目標が分からない」というもの。「目標を明確にして、それに向かって歩んでいきたい」といった相談がとても多いのです。
確かに、「将来こうなりたい!」という目標があって、そこに向かって歩んでいる実感が持てれば、不安は和らぎ、前向きになれるかもしれません。それはまるで、暗い夜の海を航海しているとき、前方に光る灯台のように。
一方で、「目標を見つけたい」と思っても、そう簡単に見つからない人も多いでしょう。というより、簡単に見つかっているなら、そもそも悩んでいないし、不安も抱いていないはず。
かといって、「取りあえず、今できることを一生懸命やっていれば、そのうち目標が見えてくる」というアドバイスもよく聞きますが、それでは、不安の解消にはなりません。
では、どのようにすれば、当面の目標を見いだすことができるのでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 5年後をイメージできないエンジニアのための「目標の立て方」
ビジネスシーンでは目標の大切さがよく語られます。しかし、「目標を立てろと言われても、やりたいことが分からない」という人も多いのでは? - 俺、もうだめぽ?――自己分析しても、やりたいことが分からない!
いよいよ就活解禁。順調に活動を進める人がいる一方で、最初の一歩が踏み出せない人も少なくない。この時期に数多く出現する「やりたいことが分からない」就活生に、勝利の女神はほほ笑むのか? - 目標がなくてもOK。無理して探すより行動しよう
あなたはエンジニアの仕事を楽しんでいますか? この連載では、仕事を「つらいもの」から「楽しいもの」に変えるためのヒントを考えていきます - リーダーは、目的ではなく目標を示せ
業務で目的を達成するためには、活力あるチームを作り、運営していくことが重要だ。本連載では、ITエンジニアのリーダーシップスキルの向上に役立つツールや考え方を詳しく紹介する - IT企業でうまくいく目標管理制度の運用法
IT企業の人事担当者に読んでほしい、人事制度導入ノウハウ。導入プロジェクト開始の準備から設計、導入、実際の運用まで、ステップごとに詳細に解説する