ニュース
パーソルチャレンジが障害者の先端ITの学習を支援する施設を秋葉原に開設:就労移行支援事業所「Neuro Dive」
パーソルチャレンジは、先端ITの学習を支援する障害者向けの就労移行支援事業所「Neuro Dive」を東京都の秋葉原に開設する。データ処理やサイバーセキュリティなどに関するスキルを、オンラインコンテンツを使って学べる。
障害者雇用支援事業を手掛けるパーソルチャレンジは2019年11月1日、先端ITの学習を支援する就労移行支援事業所「Neuro Dive」を東京都の秋葉原に開設すると発表した。AI(人工知能)や機械学習、データサイエンスといった先端IT領域で障害者の職域拡大と活躍を支援する。同社によると、こうした就労支援事業は国内で初めてだという。
Neuro Diveは、障害者総合支援法に基づく就労移行支援事業所。国家資格を保有し障害者の就職支援に精通したキャリアコンサルタントと、先端IT領域に精通したテクニカルスタッフを配置しており、一人一人の特性や意向に合ったスキル習得計画を立てて、就職と就業を支援する。
UdemyやCisco Networking Academyを活用
特にITの習得に焦点を当てており、データ処理やサイバーセキュリティなどに関するスキルを学べる。データサイエンスやビジネスデータ分析、統計学、データ可視化といった先端ITのスキルを、ベネッセのオンライン動画学習サービス「Udemy」で習得する。サイバーセキュリティについては、シスコシステムズの「Cisco Networking Academy」で基礎知識や実践的な対策、解析方法を学ぶ。利用者は、自身で講座を選び、学習を進める。疑問点があれば、講座の開設者や支援員に質問できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 学習者が「自分で課題を組み立てる」新しい学習支援システム いろはソフトが無償提供
いろはソフトは自律型学習支援システム「iroha Compass」を無償で提供する。教師主体の教材配信型である既存のeラーニングシステムと異なり、iroha Compassは学習者が主体の新しい形態で、アクティブラーニングや研究活動などに活用できる。 - サイバーセキュリティ教育を多様なレイヤーの人に届けるプロジェクトが発足
有志によるサイバーセキュリティ教育プロジェクト「Hackademyプロジェクト」が活動を開始した。技術者のみならず、経営層などさまざまなレイヤーの人々に向け、サイバーセキュリティの現状と対策を解説していく。 - レゴで学習 町立小学校で「ロボットプログラミング授業」が開始
千葉県一宮町の小学校2校で、レゴ マインドストームを教材に使う「ロボットプログラミング授業」が開始される。タブレットによるICT環境を富士通が構築した。