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JavaScriptで開発可能なIoT入門キット「obniz Starter Kit」、CambrianRoboticsが発売:専用クラウドサービスを無料で利用できる
CambrianRoboticsは、IoT開発入門キット「obniz Starter Kit」を発売した。8つの電子部品モジュールが付属し、これらをボードコンピュータの専用インタフェースに接続して使う。
CambrianRoboticsは2020年3月24日、電子部品モジュールと「obniz Board」をセットにしたIoT(Internet of Things)開発入門キット「obniz Starter Kit」を発売すると発表した。価格は8800円(税込)。JavaScript/Node.jsなどでIoTシステムの開発が可能だ。
IoT開発の研修にも利用できる
「obniz」は、スイッチのオン/オフやシリアル通信といったI/O(入出力)制御が可能なクラウドサービス。電子部品のファームウェアをクラウドに集約しており、個別にファームウェアを開発する必要はない。「obnizOS」をインストールした機器を、PCやスマートフォンでクラウドを介して遠隔から操作する。
「obniz Board」は、obnizOSがインストールされたobnizの公式デバイス。micro USBで給電するボードコンピュータで、Wi-Fiでネットワークに接続できる。obnizのクラウドシステムが無料で利用できるライセンス(Liteプラン)が付属する。
8×8ドットの「LEDマトリックス(表示装置)」、青/黄/赤のLEDが付いた「LED信号」「サーボモーター」「ブザー」「ボタン」「温度センサー」「人感センサー」「距離センサー」の8つの電子部品モジュールがキットに付属し、これらをobniz Boardの専用インタフェースに接続して使う。
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