ニュース
「どのような人が」「どこから来ているか」をリアルタイムで把握できる人口分布統計サービスをNTTデータが提供:売り上げ、顧客情報などを人口データに重ねて表示できる
NTTデータは、日本全国の1時間前の人口分布を配信するサービス「モバイル空間統計 人口分布統計(リアルタイム版)」の提供を始める。500メートルメッシュ単位で性別や年代、居住地といった属性ごとに集計した人口データが得られる。
NTTデータは2021年1月15日、日本全国の1時間前の人口分布を配信するサービス「モバイル空間統計 人口分布統計(リアルタイム版)」の提供を開始すると発表した。NTTドコモの携帯電話ネットワークを使い、500メートル四方に区切った区画(メッシュ)単位で性別や年代、居住地といった属性ごとに集計した人口分布のデータを、NTTデータの地図配信サービス「BizXaaS MaP」で提供する。
売り上げ、顧客情報などのデータを人口データに重ねて表示
NTTデータは人口分布データの配信について次のように述べている。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中、人口変動データが注目を集めている。コロナ禍によって、人出や混雑状況で人々の行動は大きく左右され、従来の需要予測や来客予測などの情報をそのまま活用することが難しくなっているからだ」
従来のサービスはデータを表示するのに1カ月程度かかっていた。モバイル空間統計 人口分布統計(リアルタイム版)は、わずか1時間前の人々の動きが把握できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 無料で受講できる「統計オープンデータのデータ分析入門」 総務省が開講
総務省は、データサイエンスに関するオンライン講座「誰でも使える統計オープンデータ」を開講した。統計GISやAPIを使った、統計オープンデータのデータ分析に関する基本的な知識を学べる。 - 機械学習/データサイエンスに活用できる「政府系」オープンデータセット3選
日本政府が公開するオープンデータの中でも、機械学習/データサイエンスに活用できるお勧めのデータセットを厳選して紹介する。具体的には「e-Stat(政府統計の総合窓口)」「Tellus(衛星データプラットフォーム)」「過去の気象データ(気象庁)」の3つ。 - 新型コロナでテレワークの認知度急上昇か――国土交通省が「テレワーク人口実態調査」を発表
国土交通省は新型コロナウイルス感染症対策としてのテレワーク実施実態調査を含む「テレワーク人口実態調査」など3つの調査結果を発表した。2019年10月の調査と2020年3月の調査を比較すると、テレワークの認知度が急上昇している。