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【 New-NetIPAddress 】コマンドレット――ネットワークアダプターに静的IPアドレスを設定するWindows PowerShell基本Tips(34)

本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「New-NetIPAddress」コマンドレットを解説します。

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 本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、ネットワークアダプターに静的IPアドレスを設定する「New-NetIPAddress」コマンドレットです。

New-NetIPAddressコマンドレットとは?

 ネットワークアダプターに設定するIPアドレスは、通信を行う上で必要不可欠です。

 「Windows 10」や「Windows 11」では「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」からネットワークアダプターごとに設定できますが、New-NetIPAddressコマンドレットでもIPアドレスを設定できます。

 New-NetIPAddressコマンドレットを使用する際には、ネットワークアダプターを指定する必要があります(詳細は後述)。ネットワークアダプターの指定は、第33回で解説した「Get-NetAdapter」コマンドレットを利用できますので、併せてご確認ください。

New-NetIPAddressコマンドレットの書式

New-NetIPAddress [オプション]


New-NetIPAddressの主なオプション

オプション 意味
-InterfaceIndex IPアドレスを設定するネットワークアダプターの番号を指定する。省略可能
-InterfaceAlias IPアドレスを設定するネットワークアダプター名を指定する。必須だが「-InterfaceIndex」で代替可能
-AddressFamily 設定するIPアドレスのプロトコル(IPv4/IPv6)を指定する。省略可能
-IPaddress ネットワークアダプターに設定するIPアドレスを指定する。必須
-PrefixLength 設定するIPアドレスのサブネットマスクをbit長で指定する。省略可能
-DefaultGateway 設定するIPアドレスのサブネットで使用するデフォルトゲートウェイアドレスを指定する。省略可能


ネットワークアダプターにIPアドレスを設定する

 ネットワークアダプター名を指定して静的IPアドレスを設定するには、以下のようにNew-NetIPaddressコマンドレットを実行します。対象のネットワークアダプター名は「Wi-Fi」、設定するIPアドレスは「192.168.1.99/24」(サブネットマスクでは255.255.255.0)、デフォルトゲートウェイは「192.168.1.250」です(画面1)。

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