連載
プロトタイピングを実施して、家事の「Unknown Unknown」を「Known Unknown」にする:アジの開き×4の所要時間は20分(2/3 ページ)
4人家族の家事育児をワンオペで担うことになった陽太郎さんは、エンジニアリングマネジャーとして学んできたアジャイルの知識を活用して、家事の「何が分からないのか分からない」を整理し、状況がデスマーチであることを把握します。
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推測するな、計測せよ
検証したものを積み重ねるという点では、エンジニアリング、特にパフォーマンスチューニングの領域では、「推測するな、計測せよ」という格言が有名(※6)です。
「計測」は、ソフトウェア開発の広い領域で利用されています。例えばリーンやDevOpsのデリバリーのリードタイム、デプロイの頻度(バッチサイズ)、サービス復旧の所要時間、変更失敗率という「4つのキーメトリクス」(※7)を紹介しています。このうちリードタイムや変更失敗率は、家事の世界でもかなり応用の利くメトリクスなので、今後の連載でも適宜使っていきたいと思います。
実践
「Known Unknown」を増やす
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