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オンラインで「基本情報技術者試験」が受験可能に? IPAが実証実験の参加者募集:参加費は無料だが、合否判定はなし
IPAは、基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験を対象に、インターネット試験の実証試験を実施する。参加費は無料だが、IPAは「両試験の合格、不合格を判定するものではない」としている。
情報処理推進機構(IPA)は2022年8月4日、「基本情報技術者試験(FE)」と「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」を対象に、インターネット試験(IBT:Internet Based Testing)の実証試験を実施すると発表した。従来のCBT(Computer Based Testing)方式も併せて実施し、IBT試験について運営上の課題を抽出する。
合否判定はないが、問題の解答や成績は確認できる
実証試験の募集人数は数百〜数千人。募集期間は2022年9月15日から2022年10月4日まで。試験区分は、FEまたはSGのどちらか、または両方を選び、それぞれ1回受験できる。実施方式は、IBTまたはCBTのどちらかを選択する。出題範囲や出題形式は通年試験と同じ。IPAは「実証実験では受験申し込み、試験問題の解答、成績の確認、といった一連の流れを体験する」としている。
参加費は無料だが、IPAは「実証試験では参加者に対してFE/SGの合格、不合格を判定するものではない」としている。
実証試験に当たって、従来のCBT方式では試験会場で受験するのに対して、IBT方式では自宅などで受験する。参加者は、受験後にアンケートに回答する。
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