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ローコード/ノーコード開発ツールの市場シェア調査 「既存システムの機能追加」「レガシー移行」に適した製品は?:ノークリサーチが調査結果を発表
ノークリサーチは、中堅・中小企業を対象に実施したローコード/ノーコード開発ツールに関する調査結果を発表した。それによると特定のツールに集中することなく、用途や企業規模などによってそれぞれ異なるツールを導入していることが分かった。
ノークリサーチは2022年11月28日、ローコード/ノーコード開発ツールに関する調査結果を発表した。これは年商500億円未満の中堅、中小企業に勤め、情報システムの導入や運用管理、サービスの選定などに携わる人を対象に実施したもの。調査ではローコード/ノーコード開発ツールを「プログラミングが全く不要、または簡易なプログラミングによってアプリケーションを開発できるツール」と定義し、以下の6つに分類している。
- 超高速開発ツール
- PaaS(Platform as a Service)として提供されているもの
- カジュアルデータベース
- グループウェアと関連が深いもの
- CRMや基幹系システムと関連が深いもの
- iPaaS(Integration Platform as a Service)/データ連携ツール
用途、企業規模などによって導入するツールは異なる
導入済み/導入予定のローコード/ノーコード開発ツールについて聞いたところ、「導入済み」では「intra-mart Accel Platform」(15.1%、複数回答、以下同)と「GeneXus」(14.4%)のシェアが高かった。
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