ニュース
結局クラウドデータ侵害は人的ミスが原因なことが多い Thalesがセキュリティ調査レポートを公開:組織の22%が過去12カ月間にランサムウェア攻撃を経験
Thalesは18カ国、約3000人のITおよびセキュリティ専門家を対象に調査した、データセキュリティの脅威、トレンドおよび新たなトピックに関する年次レポート「2023 Thales Data Threat Report」を発表した。
Thalesは2023年4月18日(米国時間)、18カ国、約3000人のITおよびセキュリティ専門家を対象に調査した、データセキュリティの脅威、トレンドおよび新たなトピックに関する年次レポート「2023 Thales Data Threat Report」を発表した。2023年のレポートでは、ランサムウェア攻撃の増加と、クラウド内の機密データに対するリスクの増加が明らかになった。
回答者のうち、ITプロフェッショナルのほぼ半数(47%)が、セキュリティの脅威の量または深刻度が増加していると考えており、48%がランサムウェア攻撃の増加を報告している。また、3分の1以上(37%)が過去12カ月間にデータ侵害を経験しており、22%が自分の組織がランサムウェア攻撃の犠牲になったと報告している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 2023年は企業ではなく「個人」が主役? IDC Japanが国内セキュリティ市場予測を発表
IDC Japanは、セキュリティ市場について産業分野、企業規模別の予測を発表した。2023年の全世界の支出額は対2022年比12.1ポイント増の2190億米ドル、日本は対2022年比7.1ポイント増の9336億円と予測している。 - ランサムウェア、サプライチェーン攻撃の増加でEDRは中堅企業でも普及期に――サイバーリーズン
サイバーリーズンは2023年3月28日、同社の2023年事業戦略を発表した。代表執行役員社長の山野氏は、同社が展開する「Cybereason EDR」などの導入が成長しており、「中堅企業においてもEDRが普及期に入った」と述べた。 - 1000人の人事担当が激白、「うちの会社は若手、中堅層が少なく、高年齢層が多い」 パーソルホールディングス
パーソルホールディングスは、人的資本経営に向けたダイバーシティーとインクルージョンに関する企業の取り組みの実態調査の結果を発表した。女性活躍の推進と外国人採用に「取り組めている」と回答した企業の割合は、どちらも50%を超えていた。