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Windowsのシステムイメージ作成で謎の“ファンクションが間違っています”エラー発生、この回避方法は?山市良のうぃんどうず日記(256)

筆者は数カ月に一度、あるいはシステムに大きな変更を加えたときにWindowsの標準機能を使ってUSB外付けHDDにシステムイメージをバックアップしています。最近、複数のPCでバックアップの最後の最後に“ファンクションが間違っています”エラーが発生して失敗するというトラブルに遭遇しました。

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山市良のうぃんどうず日記

回避方法は既知、バックアップ先ディスクのフォーマットまたはディレクトリの削除

 いつも問題なく「システムイメージの作成」で、同じUSB外付けHDDにバックアップを作成してきたのに、突然、エラーで失敗すると少し焦ります。数時間かかってバックアップを作成したのに、それが失敗したという無駄な時間を過ごした感もそうですが、再起動して再試行してまた失敗したらどうしようという不安もあります。

 しかし、「システムイメージの作成」がエラーで失敗した場合の自分なりの回避方法は幾つか持ち合わせています。

 1つは、コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドラインを実行することです(以下の例はバックアップ先がE:ドライブの場合)。

wbadmin START BACKUP -backupTarget:E: -Include:C: -allCritical -vssFull

 今回の“ファンクションが間違っています。(0x80070001)”エラーは、「wbadmin」コマンドでも同様に発生しました。

 もう1つの方法は、バックアップ先のUSB外付けHDDをフォーマットすることです。もし、複数のPCのバックアップ先として使用している場合は、フォーマットではなく、「WindowsImagebackup」ディレクトリ内の「コンピュータ名」サブディレクトリをディレクトリごと削除します。

画面1
画面1 最近、立て続けに複数のPCで発生した「システムイメージの作成」のエラー

パーティション構成の変更が原因と仮定し、再現テスト

 今回、複数のPCで立て続けに同じエラーが発生したことで、根本的な原因が何となく見えてきました。問題が発生したPCに共通していることは、本連載第254回で紹介した「回復パーティションの再作成」をしたことです。このときは「Windows回復環境(WinRE)」の脆弱(ぜいじゃく)性への対策のタイミングで、一部のPCではアップグレード後の無駄な古い回復パーティションを削除し、解放された領域をC:ドライブを拡張するために利用しました。

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