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Windowsで一度はやっておきたい「コンポーネントストア」の最適化だが、「CleanmgrはWinSxSからコピーすれば使える」のワナとはその知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(239)

WindowsやWindows Serverを長期間安定運用する上で定期的に実行しておきたいことの一つに、Windows Updateの繰り返しで肥大化していく「コンポーネントストア」の最適化があります。今回は、サポート終了目前のWindows Server 2012/2012 R2におけるコンポーネントストアの最適化を取り上げます。セキュリティ更新プログラムの提供も残り2回となりますが、「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」を利用すれば後3年の付き合いになるかもしれません。その予定があるなら、知っておいて損はないでしょう。

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Windowsにまつわる都市伝説

レガシーWindows Serverのディスククリーンアップ

 Windows Updateの繰り返しで肥大化していく「コンポーネントストア」(C:\Windows\WinSxS)。これを放置しておくと、知らない間にC:ドライブを圧迫し、正常な稼働や新しい更新プログラムのインストールが失敗するなど、悪い影響を生じさせることがあります。

 筆者の経験上、OSの起動や更新プログラムのインストールに余計に時間がかかったり、更新プログラムのインストールがなかなか進まなかったり、エラーで失敗したりする場合は、コンポーネントストアの最適化で改善することがあります(たまたまタイミングが合っただけで、コンポーネントストアの最適化は関係ないかもしれません)。

 コンポーネントストアを最適化する最も簡単な方法は「ディスククリーンアップ(Cleanmgr.exe)」を管理者として起動して、「Windows Updateのクリーンアップ」を選択してクリーンアップを実行し、終わるまで気長に待つことです。

 ディスククリーンアップはWindowsクライアントでは標準で利用できますし、「Windows Server 2016/2019/2022(デスクトップエクスペリエンス)」でも利用できます。「Server Core」インストールでは利用できません。

 「Windows Server 2012/2012 R2(GUI使用サーバー)」インストールには、ディスククリーンアップが標準でインストールされることはありません。Windows Server 2012 R2以前では「サーバーの機能」で「デスクトップエクスペリエンス」を追加することで、ディスククリーンアップがインストールされ、利用できるようになります。

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