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44%のCEOは「サイバー攻撃は単発的な介入で対処可能」と思い込んでいる アクセンチュア:「CEOはサイバー攻撃防衛に自信がない」
Accentureは、調査レポート「サイバーレジリエントCEO」を発表した。それによるとCEOの44%が、サイバーセキュリティに対して「継続的な監視ではなく単発的な介入で対処できる」と考えていた。
Accentureは2023年10月27日、調査レポート「The Cyber-Resilient CEO(サイバーレジリエントCEO)」を発表した。これは、売上額が10億米ドル以上の企業のCEOを対象に実施した調査結果をまとめたもの。対象国は日本を含むアジア太平洋地域、北米、南米、欧州、中東の15カ国。約1000人から有効回答を得た。
多くの企業はインシデントが起きてから全社レベルの対応を進めている
レポートによると、CEOの96%が「サイバーセキュリティ対策は企業の成長と安定に不可欠だ」と回答したものの、74%は「サイバー攻撃への対策が十分かどうか(自社に、サイバー攻撃による損害の回避または最小限に抑えるための十分な能力があるかどうか)」について懸念があると回答した。
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