「Windows 11」が企業が最も利用しているOSに ディーアールエス:肌感覚と比べて、どう?
ディーアールエスは、Windows 11の導入状況とPCライフサイクルマネジメントの課題についての調査結果を発表した。それによると、2023年9月時点で企業が最も利用しているOSはWindows 11だった。
ディーアールエスは2023年11月20日、「Windows 11」の導入状況とPCライフサイクルマネジメント(PCLCM)の課題についての調査結果を発表した。これは、従業員数500人以上の企業で社内利用PCの調達や運用、PCLCM業務に携わっている人を対象に実施したもので、400人から有効回答を得た。
「この1年で導入や移行が大きく進んだ」
調査結果によると、調査時点(2023年9月末)でWindows 11を利用している企業の割合は、2022年比で24.5ポイント増の74.0%。2022年に実施した同調査では「Windows 10」のシェアが最も多かったが、2023年の調査(本調査)ではWindows 11がトップになった。
「社内で利用しているOS」でもWindows 11がトップ(52.8%)だった。また、Windows 11の導入状況についても「対応完了」が27.8%、「導入、移行のさなか」が48.8%となっており、ディーアールエスは「この1年で導入や移行が大きく進んだ」とみている。なお、「導入、移行しない」「分からない」との回答は、2022年と比べて11.8ポイント減少していた。
PCLCMを重視している企業の割合は86.5%で、2022年の調査から10.0ポイント増えた。また、PCLCM業務のアウトソーシングを利用したいと考えている企業は80.3%だった。アウトソーシングの利用企業は「業務負荷軽減」(41.7%)や「コア業務への集中」(36.1%)をメリットとして挙げている。ディーアールエスは「PCLCM業務はPC担当者にとって大きな負担であり、その解消を目的にアウトソーシングを利用している」と分析している。
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