ニュース
「超高速開発ツール」の導入割合が突出して高い ノークリサーチがローコード/ノーコード開発ツールについて調査:「クラウドサービス間の連携については伸びが期待できる」
ノークリサーチは中堅中小企業を対象に実施した、ローコード/ノーコード開発ツールの用途と社数シェアに関する調査の結果を発表した。それによると2022年と比べると2023年の導入は控えめになっていることが分かった。
ノークリサーチは2024年1月29日、ローコード/ノーコード開発ツールの用途と社数シェアに関する調査の結果を発表した。この調査は年商500億円未満の中堅中小企業を対象に実施し、1300社から有効回答を得た。
レガシーマイグレーションのピークは既に過ぎた?
調査では、ローコード/ノーコード開発ツールの用途として10項目の選択肢を提示した。ノークリサーチはその中で「新規の業務システム開発」「レガシーマイグレーション」「クラウドサービス間の連携」「Microsoft Excel代替のシステム開発」の4項目に注目した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 1300社への調査で判明した「ローコード/ノーコード開発ツールの廃止につながりやすい課題」とは ノークリサーチ
ノークリサーチは、ローコード/ノーコード開発ツールの提案で生じやすい障壁とその打開方法に関する調査の結果を発表した。それによると「コーディングせずに何でもできる」という過剰な期待が課題となっていることが分かった。 - 「生成AI」と「ローコード/ノーコード開発ツール」は相性が良い? 日立ソリューションズが導入支援サービスを提供開始
日立ソリューションズは、「Azure OpenAI Serviceを活用したMicrosoft Power Platformに関する導入支援サービス」を提供する。ローコードアプリケーション開発を使って自社業務に適した生成AIの活用を支援する。 - 「もう後がない」 危機的状況で千葉県が導入したローコード/ノーコード開発ツール、定着の秘策は?
5類移行をきっかけに、新型コロナウイルス感染症が話題に上ることは少なくなった。それ自体は良いことかもしれないが、そこで得られた教訓を眠らせておくのは惜しい。本稿は、コロナ禍をきっかけに紙媒体を中心とした業務をローコード/ノーコード開発ツールで効率化した千葉県の事例を紹介する。