連載
宇宙ビジネスをソフトウェア開発で支える「ドメイン駆動でキャリアをつむぐ男」:ソフトウェアにはどのドメインにも適用できる力がある(3/3 ページ)
本が好き。音楽が好き。でも、ドメインにコミットして複雑な仕組みを整理してソフトウェアに落とし込むことはもっと好き。
ソフトウェアの力で宇宙領域でのサービスを開拓
アークエッジ・スペースはさまざまな小型衛星の量産とコンステレーション化(衛星を多数打ち上げて宇宙空間に配置し、一体的に運用すること)を目指し、設計、開発を進めている。三吉さんの今の業務は、Web開発の知見を生かした全社横断的なソフトウェア技術の支援だ。
また、地球観測衛星で収集したデータをどのように社会に役立つものにし、事業化していくかの検討にも携わっている。例えば、衛星で撮影した写真を基に森林の伐採状況を確認し、違法な伐採が行われていないかどうかを確認したり、カーボンクレジットの信頼性を保証したりといった用途などが考えられる。「JAXAにいた時の知識も生かし、こうしたデータを使ったサービスのPoC(概念実証)をこれから始めていく予定です」
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