新入社員への「明日もちょっとだけ頑張れる」アドバイス:仕事が「つまんない」ままでいいの?(112)(1/3 ページ)
新入社員の皆さん、会社には慣れましたか? 一見ネガティブに聞こえるかもしれない、でも毎日を少しだけ「楽しく働く」ためのアドバイスです。
2024年4月。新しい年度を迎えましたね。
4月といえば、新入社員の皆さんをお迎えする季節です。本稿を読んでいる新社会人の皆さんにとって、社会人になることがおめでたいことなのか、おめでたくないことなのかは分かりませんが(笑)、新たなスタートを切るという意味で、まずは「おめでとう」と言わせてください。
さて……皆さんは、さまざまな就職活動を経て、現在の環境にいるのだと思います。希望通りの職種に就いた方や会社に入った方は、「これから、どんな経験ができるんだろう?」と、期待であふれているでしょう。もちろん学生時代とは異なる環境に多少の不安はあるかもしれませんが、「できる限りがんばってみよう」――そんな、前向きな気持ちを抱いているのではないかと思います。
一方、必ずしもそうではない方もいるかもしれません。本当は希望する職種や会社があったのに「なかなか思う通りにならなかった」とか、そもそも「現段階で何をしたいのかよく分かっていない」方もいると思います。また「ずっと学生ではいられないから、取りあえず会社に入るしかなかった」とか、ぶっちゃけポジティブとはいえない理由で渋々現在の環境を選ばざるを得なかった方もいるのではないでしょうか。
うまくいっているのか、いっていないのか、よく分からない環境の中で
現在の環境が、理想的な環境なのか、そうではない環境なのかはさておき、皆さんはこれから、前に進んでいるのか/いないのか、成長しているのか/していないのか、うまくいっているのか/いないのか……そういった経験を多くされると思います。
例えば、学生時代に学んできたことが仕事の中で生かせていると実感できず「こんなことをやるために、私は大学に行ったんじゃない!」と思うこともあるかもしれません。
あるいは、本来ならもっと任せてほしいのに「あなたには、まだ早いから」と、納得できない仕事をさせられることもあるでしょう。
その結果、「自分の人生、このままでいいのかな?」「転職した方がいいんじゃないか」と、不安を抱いたり焦ったりすることも多いと思います。
また、学生時代と違って、社会人になると若い世代からベテラン世代まで、年齢的にも、経験的にも、さまざまな人たちと関わることになります。時には、思い通りにならない人間関係にイラっとしたり、パワハラ的な関わり方をしてくる人がいたりなど、理不尽な思いをすることもあるかもしれません。
ましてや、組織や人間関係のことは、自分の力だけではすぐに解決しないことが多いもの。そのために逃げ出したくなることもあるかもしれません。そして、どうしたらいいのか分からず悩み、「こんなはずじゃなかったのに……」と、学生時代の選択を悔いることもあるでしょう。
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