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ITスキル不足が世界で約5.5兆ドルの損失を引き起こす IDC予測:「学習文化の醸成が不可欠」
IDCは北米のITリーダーを対象にした調査結果を発表した。従業員のITスキル不足は深刻化しており、企業はトレーニング、スキルアップ、リスキリングのための独創的な方法を見つける必要があるという。
IDCは2024年5月14日(米国時間)、北米のITリーダーを対象にした調査結果を発表した。これによると、回答者の約3分の2が「ITスキルの不足が原因で、収益成長目標の未達、品質の問題、顧客満足度の低下などが生じた」と回答した。IDCは、2026年までに世界中の組織の90%以上がITスキル不足の影響で、製品の遅延、競争力の低下、事業の失策によって約5.5兆ドルの損失が発生すると予測している。
企業が求めるITスキル
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